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  1. 狛江市議会 2022-10-04
    令和4年第3回定例会(第18号) 本文 開催日: 2022-10-04


    取得元: 狛江市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-20
    検索結果一覧に戻る 検索をやり直す ヘルプ (新しいウィンドウで開きます) 2022-10-04 令和4年第3回定例会(第18号) 本文 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 299 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言の表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 2 : ◯ 議会運営委員長(三角 たけひさ議員) 選択 3 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 4 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 5 : ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 選択 6 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 7 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 8 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 9 : ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 選択 10 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 11 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 12 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 13 : ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 選択 14 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 15 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 16 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 17 : ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 選択 18 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 19 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 20 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 21 : ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 選択 22 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 23 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 24 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 25 : ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 選択 26 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 27 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 28 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 29 : ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 選択 30 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 31 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 32 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 33 : ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 選択 34 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 35 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 36 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 37 : ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 選択 38 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 39 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 40 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 41 : ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 選択 42 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 43 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 44 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 45 : ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 選択 46 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 47 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 48 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 49 : ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 選択 50 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 51 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 52 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 53 : ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 選択 54 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 55 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 56 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 57 : ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 選択 58 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 59 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 60 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 61 : ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 選択 62 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 63 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 64 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 65 : ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 選択 66 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 67 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 68 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 69 : ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 選択 70 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 71 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 72 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 73 : ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 選択 74 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 75 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 76 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 77 : ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 選択 78 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 79 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 80 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 81 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 82 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 83 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 84 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 85 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 86 : ◯ 総務文教常任委員長(栗山 たけし議員) 選択 87 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 88 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 89 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 90 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 91 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 92 : ◯ 社会常任委員長(佐々木 貴史議員) 選択 93 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 94 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 95 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 96 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 97 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 98 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 99 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 100 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 101 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 102 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 103 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 104 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 105 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 106 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 107 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 108 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 109 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 110 : ◯ 建設環境常任委員長(岡村 しん議員) 選択 111 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 112 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 113 : ◯ 3 番(高木 さとこ議員) 選択 114 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 115 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 116 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 117 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 118 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 119 : ◯ 12番(宮坂 良子議員) 選択 120 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 121 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 122 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 123 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 124 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 125 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 126 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 127 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 128 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 129 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 130 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 131 : ◯ 決算特別委員長(しの 浩司議員) 選択 132 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 133 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 134 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 135 : ◯ 13番(西村 あつ子議員) 選択 136 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 137 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 138 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 139 : ◯ 4 番(加藤 功一議員) 選択 140 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 141 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 142 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 143 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 144 : ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 選択 145 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 146 : ◯ 5 番(三宅 まこと議員) 選択 147 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 148 : ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 選択 149 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 150 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 151 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 152 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 153 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 154 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 155 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 156 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 157 : ◯ 4 番(加藤 功一議員) 選択 158 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 159 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 160 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 161 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 162 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 163 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 164 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 165 : ◯ 12番(宮坂 良子議員) 選択 166 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 167 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 168 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 169 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 170 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 171 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 172 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 173 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 174 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 175 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 176 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 177 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 178 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 179 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 180 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 181 : ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 選択 182 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 183 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 184 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 185 : ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 選択 186 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 187 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 188 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 189 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 190 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 191 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 192 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 193 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 194 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 195 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 196 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 197 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 198 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 199 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 200 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 201 : ◯ 3 番(高木 さとこ議員) 選択 202 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 203 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 204 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 205 : ◯ 3 番(高木 さとこ議員) 選択 206 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 207 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 208 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 209 : ◯ 3 番(高木 さとこ議員) 選択 210 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 211 : ◯ 3 番(高木 さとこ議員) 選択 212 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 213 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 214 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 215 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 216 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 217 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 218 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 219 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 220 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 221 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 222 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 223 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 224 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 225 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 226 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 227 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 228 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 229 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 230 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 231 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 232 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 233 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 234 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 235 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 236 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 237 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 238 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 239 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 240 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 241 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 242 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 243 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 244 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 245 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 246 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 247 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 248 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 249 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 250 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 251 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 252 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 253 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 254 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 255 : ◯ 3 番(高木 さとこ議員) 選択 256 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 257 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 258 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 259 : ◯ 3 番(高木 さとこ議員) 選択 260 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 261 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 262 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 263 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 264 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 265 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 266 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 267 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 268 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 269 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 270 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 271 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 272 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 273 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 274 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 275 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 276 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 277 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 278 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 279 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 280 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 281 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 282 : ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 選択 283 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 284 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 285 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 286 : ◯ 13番(西村 あつ子議員) 選択 287 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 288 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 289 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 290 : ◯ 4 番(加藤 功一議員) 選択 291 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 292 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 293 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 294 : ◯ 3 番(高木 さとこ議員) 選択 295 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 296 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 297 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 298 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 299 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:     午前 9時00分 開議 ◯ 議 長(谷田部 一之議員) ただいまから本日の会議を開きます。  最初に議会運営委員長の報告を求めます。議会運営委員長。 2: ◯ 議会運営委員長(三角 たけひさ議員) それでは議会運営委員会の報告をさせていただきます。  最初に,本日の議事日程について,お手元に配付してあるとおりでございますが,日程第1,一般質問につきましては,9月9日に引き続き一般質問を行うものでございます。  日程第2,行政報告につきましては,市長からの報告であります。  日程第3,議長報告につきましては,定例会招集日に報告以降の例月出納検査報告でございます。  日程第4,議案第34号から日程第13,議案第40号までの10件につきましては,各常任委員会に付託された事件の審査の経過及び結果の報告をそれぞれ委員長が行うものであります。  日程第14,認定第1号から日程第19,認定第6号までの6件につきましては,決算特別委員会に付託された事件の審査の経過及び結果の報告を委員長が行うものであります。  日程第20,議案第41号及び日程第21,議案第42号の2件につきましては,9月26日に追加議案として送付されたもので,委員会付託を省略して本会議即決で議決をお願いするものであります。  日程第22,議員提出第4号及び日程第23,議員提出第5号の2件につきましては,委員会付託を省略して本会議即決で議決をお願いするものでございます。  日程第24につきましては,閉会中の議員派遣の議決をお願いするものであります。  以上,よろしく御審議をいただきますようお願いいたしまして,報告とさせていただきます。 3: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 以上で議会運営委員長の報告を終わります。  本日の議事日程は,お手元に配付してあるとおりこれにより進めます。   ─────────── ─ ──────────── ─ ─────────── 4: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 日程第1 一般質問を続行いたします。6番辻村ともこ議員。 5: ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 通告に従いまして,3問質問をさせていただきます。  1問目でございます。弾道ミサイル避難訓練についてでございます。  市民の皆様から,今朝も北朝鮮からのミサイルが,7度目となる日本上空を通過するミサイル発射に対し大変懸念の声,そして,これはしっかりと考えて避難の訓練をすべきではないか,こういったお話がある中で,先日行われました弾道ミサイル避難訓練を含めましたJ-ALERTの訓練につきましてお伺いしたいと存じます。
     日本は地政学上,世界で一番危険な場所に位置しております。それは自由と民主主義の価値を持たない専制国家,つまり独裁国家であるロシア,中国,北朝鮮の3か国に隣接して位置しているからであります。また,北朝鮮のミサイル発射に加え,先日はアメリカのペロシ下院議長が台湾を訪問した際に,戦後初めて中国のミサイルが日本のEEZ,排他的経済水域内に着弾,世界情勢の変化の中でも,目と鼻の先の台湾と日本の大陸の間での,中国との緊張感も戦後始まって以来のものとなっていると言われています。  ロシアがウクライナに侵攻して半年以上たちましたけれども,現実に隣国による武力を使った現状変更が行われており,狛江市にも避難者が来日している現在,日本を取り巻く安全保障上の環境の変化について明らかに変化があると思われますが,まず最初に,改めてどのような変化があると認識されているのかお伺いいたします。 6: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 7: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 7月に公表されました防衛白書において,当時の岸防衛大臣はロシアによるウクライナ侵攻を厳しく非難した上で,こうした国際秩序への挑戦は欧州のみの課題ではなく,グローバルなパワーバランスの変化を背景に国家間の戦略的競争が顕在化する中,とりわけインド太平洋地域はそのような競争の中心にあり,既存の秩序は深刻な挑戦にさらされているとの認識を示し,続けて,特に中国は東シナ海や南シナ海において,力による一方的な現状変更やその試みを続けていること,また,近年侵略国であるロシアとの連携を深化させており,我が国周辺で両国の艦艇や航空機による共同航行・飛行も行っていること,さらに台湾をめぐってはその統一に武力行使も辞さない構えを見せており,地域の緊張が高まりつつあると評価しております。  また,北朝鮮に関しまして,本年に入ってからも弾道ミサイルの発射を繰り返し,国際社会に対する挑発を一方的にエスカレートさせている。また,ウクライナ侵攻についてロシアを擁護しつつ,事態の原因は米国や西側諸国にあるなどと主張していると述べております。  日本を取り巻く安全保障環境の変化につきましては,この防衛白書にあるとおり厳しいものであり,8月のペロシアメリカ合衆国下院議長の台湾訪問に対する中国の行動は,厳しい環境を端的に示すものと認識しております。 8: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 6番辻村議員。 9: ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 大変厳しい状況下にあるとの認識,またそれが加速しているとの認識,確認できました。  では,狛江市の住民保護に関する計画及び訓練実施状況についてお伺いいたします。  避難訓練といっても,複数の災害のシチュエーションごとに避難訓練が定められています。狛江市が扱う避難訓練について,その種類についてお伺いいたします。 10: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 11: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 災害対応の訓練は,震災を想定した訓練,水害を想定した訓練,火災を想定した訓練が実施されております。また,狛江市国民保護計画に基づき,国民保護措置についての訓練を実施することになっております。 12: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 6番辻村議員。 13: ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 現在狛江市では震災,水害,火災,この3つのシチュエーションを想定し訓練を行っていると。必要がある場合,この国民保護計画に基づき,国民保護措置についての訓練の実施ということになっているとのことでございます。  安倍晋三元総理が,台湾有事は日本有事という言葉を残されています。中国のみならず,今月に入っても北朝鮮からのミサイルがあったわけですが,今日もあったわけなのですよね。これは本当に私が過去一般質問で質問させていただきました,この弾道ミサイル避難訓練,これは必要な時期に入っているのかなと思います。ミサイル避難訓練は,国と市の計画のどこに当てはめて,現在狛江市ではどのように実施しているのか,現状をお伺いいたします。 14: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 15: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 国民の保護に関する基本指針,東京都国民保護計画及び狛江市国民保護計画におきまして,国民保護に関する訓練を実施することと定められております。弾道ミサイル攻撃は,国民の保護に関する基本指針において武力攻撃事態の想定の4類型の一つとされていることから,国民保護の対象になる自治体として訓練の対象になるものでございます。  狛江市の現在の訓練実施状況でございますが,全国瞬時警報システム全国一斉情報伝達試験の機会に,警報の伝達訓練を実施しているところでございます。 16: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 6番辻村議員。 17: ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) ミサイル訓練は訓練の対象になるものということを確認できました。そして,全国瞬時警報システム全国一斉情報伝達試験,J-ALERTというもの,これを警報の伝達訓練を使って伝達訓練されているということでした。  では,先日狛江市でもこのJ-ALERTの訓練は行われたかと思います。このJ-ALERTの訓練,一体どういったものだったのかお伺いいたします。 18: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 19: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 全国瞬時警報システムJ-ALERTの伝達試験につきましては,令和4年度は緊急地震速報が2回,国民保護情報が4回,計6回が予定されております。  8月10日の訓練は,国民保護情報に関する伝達試験で,午前11時に防災行政無線の一斉放送及び関係市職員等に対するメール配信を実施しております。防災行政無線の放送内容でございますけれども,上りチャイム,これはJ-ALERTのテストですが3回,こちらは防災狛江です,下りチャイムとなっております。 20: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 6番辻村議員。 21: ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 実際8月10日11時,私もそのJ-ALERTの警報,どのように鳴るのかな,聞いておりました。多くの一般市民の皆様もその警報をお聞きし,どうやって避難すればいいのか,様々な種類がございますので,それを感知しようとされていたということでございますが,実は市民の多くの皆様から,インターネットやテレビなんかで,ミサイル訓練に関してはすごく嫌な音が聞こえると。  私も以前一般質問の際に,こちらの議場で議長の許可をいただきまして,音を鳴らしたことがあると思います。これは自民党の平将明代議士が1回聞いたら忘れない物すごく嫌な音で,このミサイルが来たときの警報をつくってくれと,それが形になったのが現在のJ-ALERTミサイル訓練の音でございます。  こういった音を聞くことで,地震や火事のときは家の外に出なさいと言われる避難訓練が,爆風から身を守るために家の中に入らなければいけない。この違いが認識できるように,避難がきちっとできるようにということでつくられたものなのですが,今部長からの御答弁にありましたとおり,その音はチャイムでした。木琴のピンポンパンポンというようなチャイムだったのですね。これではなかなか避難訓練にならないのではないか,こういった市民のお声が多数私のところに寄せられました。なぜ本当のアラート音を出さなかったのかお伺いいたします。 22: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 23: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) チャイム音では十分な訓練にならないのではないかという懸念も理解できますけれども,8月10日に実施した訓練は,全国瞬時警報システムの全国一斉情報伝達試験でございまして,チャイム音を含めて国から送信されたものが流れております。市として独自に放送内容に手を加えることができないものとなっているところでございます。 24: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 6番辻村議員。 25: ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 今回は,実際は内閣府から指示が出て,過去,この8月10日の前までは各自治体が警報の措置を発動させて流すというようなことをしていたとお聞きしています。でも,今回は直接そのままダイレクトに入るという,こういう訓練も兼ねていたということでございまして,国から発生された音そのものだったと。  恐らくこれから先,手を挙げた自治体から住民避難のミサイル訓練,これは行われるのかなと思っておりましたら,そういったことも通達が来ているようでございます。これは後で質問させていただきます。  私は市民に周知する際に,ちゃんとした音で出していく,こういったことが大事ではないかなと思うのですが,全体で行うにはまだまだその準備がないのかもしれません。だとすれば,そういったことを踏まえて,専門知識を持つ危機管理監,私が平成28年に提言させていただいて6年かかりましたけれども,この4月から危機管理監,専門家が入っております。ぜひ危機管理監のお知恵を拝借して,率直な意見と効果的な訓練方法,伝達方法があれば考えていただきたいなと思います。例えば防災カレッジで行うや,町会自治会で行うなどあるかと思うのですが,御意見をお伺いいたします。 26: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 27: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) J-ALERTにおける国民保護に係る警報のサイレン音は,内閣官房の国民保護ポータルサイトで確認することができますが,同サイトではサイレン音を複製し,または録音するなどとしてみだりに吹鳴することを禁じております。総務省消防庁の担当者からは,自治体が講演会などで使用する際は別途許可を得る必要があると伺っております。  危機管理監は陸上自衛隊の出身でございまして,その識見の活用は意義あることと考えております。弾道ミサイルに対する警報がJ-ALERTを通じて出された場合の行動などにつきまして,周知を図ってまいりたいと考えております。今御質問者がおっしゃられたとおり,防災カレッジなどの機会を捉えまして,また具体的な時期,要領については検討させていただければと思います。 28: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 6番辻村議員。 29: ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 防災カレッジの機会の活用などの方法を検討いただけるとのこと,しっかりと進めていただきたいと思います。  本年4月25日に内閣官房,弾道ミサイルを想定した住民避難訓練の公募がありました。内容の詳細についてお伺いするとともに,狛江市はなぜ公募に応募しなかったのかお伺いいたします。 30: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 31: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 本年4月25日付で内閣官房副長官補付の参事官名で,消防庁国民保護運用室長宛てに弾道ミサイルを想定した住民避難訓練の再開等についてという文書が発出されており,これを受けまして消防庁国民保護・防災部国民保護室長及び国民保護運用室長名で各都道府県防災・国民保護担当部局長宛てに,弾道ミサイルを想定した国と地方公共団体が共同で実施する住民避難訓練の再開等についてという文書が発出されております。  この文書は,北朝鮮から弾道ミサイルなどが高い頻度で発射されている状況を受けまして,弾道ミサイルを想定した国,都道府県及び区市町村の共同による住民避難訓練の実施についての意向を問うものでございます。狛江市には,5月に東京都から実施の意向に関する照会がございました。  訓練の応募につきましては,東京都は弾道ミサイル攻撃に対する緊急一時避難施設の指定を進めております。本年5月27日,地下駅舎105施設及び地下道4施設が指定されたところでございます。全て区部の施設でございまして,狛江市内の施設は含まれておりません。  一方,国民保護における東京都避難施設として指定されている狛江市の46施設のうち,緊急一時避難施設は12か所となっております。  現在,東京都は狛江市を含む各区市町村と連携して緊急一時避難施設の指定,増加を図っており,9月30日付で施設を指定し,施設の増加を進めているところでございます。  今回の避難訓練に関しまして,東京都が示された5月の回答期限の時点では,狛江市として国及び東京都と共同して住民避難訓練を実施するだけの状況が整っていないと考えまして,応募を見送ったところでございます。 32: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 6番辻村議員。 33: ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) これはかなり細かいので少し拡大していますが,現状東京都に出している,今お話のありました狛江市の避難施設として東京都に登録しているものでございます。小学校から地域センター,こういったものを中心にグランドとか,そしてこちらのほうでいきますと幼稚園,民間施設としては幼稚園が3つ入っておりますけれども,それ以外は,あと防衛省も入る。防衛省は民間ではないですね。この幼稚園の3つ以外は,全部公共施設でございます。  私は平成29年の一般質問の検討内容についてお伺いしたいと思ってはいるのですけれども,これは1問飛ばしますね。東京都は地下避難施設,最新情報を出すように各自治体に求めているのですが,狛江市も来ているということでございます。  公共施設だけではなくて,人々は町なかに出るときは駅を中心にいろいろな活動をされているかと思うのですね。この駅の中心というのは民間施設が多くございます。私は前回の一般質問でもお伝えしたのですけれども,民間施設というものを今後入れて,避難施設,何か協定を組むとか,もちろん民間事業者さんのお考えもあるでしょうから,丁寧に御説明をして,民間施設を避難場所として御検討いただけないか,こういったことを検討したほうがいいのではないかなと思っております。平成29年度からどのような検討状況になっているのかお伺いいたします。 34: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 35: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 緊急一時避難施設は東京都が指定するものでございまして,現在選定に向けた作業が進行中であることから,具体的な施設の状況に関する回答は控えさせていただきますが,市といたしましても東京都と連携し,従来よりも枠を広げた検討をしております。 36: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 6番辻村議員。 37: ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 一連のお伺いしている中で特に避難施設,今検討状況は進んでいるということでございます。状況が整いましたら,ぜひこの東京都で発信しておりますミサイル避難訓練の候補にも応募いただいて,みんなで命を守れるようにしていただきたいと思います。よろしくお願いします。  では最後に,学校でのミサイル避難訓練状況,これはどのようになっていますか。昼夜間人口比率から見ましても,子供たちがこの昼間,学校にいる確率は大変高いですよね。自分たちで自分の命を守ることができるように,適切に教えることは大切だというふうに思っております。  平成29年からJ-ALERTミサイル避難訓練の実施,検討状況ですね。お願いしていた検討状況が,どのようになっているのかお伺いいたします。 38: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 39: ◯ 教育部長(上田 智弘君) J-ALERTに関する避難訓練の実施状況ということですが,行動訓練を伴う訓練を平成29年度から継続して実施している学校が小学校2校,中学校3校となっております。その他の学校は,児童・生徒の発達段階や各校における教育課程と関連を図りながら,行動訓練を伴わない安全指導の中に位置づけて,計画的に推進しております。  学校の教育課程は前年度末に編成され,避難訓練に関しては,原則として年間11回の実施計画と活動内容を決定しております。避難訓練を含む安全教育に関する検討の際には,指導場面を災害だけにとどまらず,不審者やミサイル攻撃を含めたあらゆる事態を想定し,様々な避難方法を指導していく必要がございます。  教育課程編成は校長の権限でございますが,子供たちに危機を予測し回避する能力や,安全に貢献できる資質・能力の育成が図られるよう,J-ALERTに関する避難訓練も含めて,より体験的・実践的な訓練となるよう,指導・助言に努めたいと考えております。 40: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 6番辻村議員。 41: ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 子供たちは飲み込みが早いですので,先ほど言いました震災,水害,火災に加えて,ミサイルの避難訓練,こういったこともぜひ加えていただき,しっかりと充実した避難訓練,命を守る教育をお願いしたいと思います。  狛江市には市民の命を守るために,日本一安心・安全なまちづくりのために,最良の各種避難訓練を要望いたしたいと思います。今後のミサイル避難訓練の有効な取組実施に期待し,1問目の質問を終えます。  続きまして,質問通告に従いまして2問目,地域密着型サービス事業についてお伺いいたします。  日本が超高齢化社会へと突入しようとしている中,狛江市の人口推移においても同様の様相を見せております。国は在宅医療を推進し,なるべく自宅で余生を過ごせるように,様々なサービスを提供できる体制を整えるよう補助制度を提供しています。  その中でも地域密着型サービス事業について,狛江市では令和4年5月より公募を始めました。内容は,小規模多機能型居宅介護と,看護小規模多機能型居宅介護の2つでございます。ここで小規模多機能型居宅介護と,看多機と言われている看護小規模多機能型居宅介護について説明いたします。  小規模多機能型居宅介護等とは,通称小多機と言われておりまして,生活圏域の中の要介護者の様態や希望に応じて,通い,訪問,泊まり及び多様なニーズに対する機能を組み合わせてサービスを提供することで,住み慣れた地域での生活が継続できるよう支援するサービスです。また,生活圏域内の多様な支援を要する方々を支援し,地域包括ケアの担い手となることを目的としたものです。  また,看護小規模多機能型居宅介護とは,通称看多機と呼ばれ,訪問看護,訪問介護,通いや泊まりを一体的に提供できるサービスです。利用者や御家族様の状況が変化した場合も,小規模多機能型居宅介護のケアマネジャーが通いや泊まり,訪問看護,訪問介護を柔軟に組み合わせて提供することが可能でございます。例えば平日は通いや泊まりを組み合わせて利用して,週末は自宅で過ごすといった利用も可能となるサービスでございます。  これら2つを含む地域密着型サービスは,最後までその人らしい豊かな人生を過ごせるよう,利用者が自宅で極力最期まで過ごし,みとりから支援までを今までは別々の事業者が引継ぎを繰り返しながら行っていたところを,トータルでサポートできるサービスとなるところがポイントでございます。  では,質問させていただきます。  狛江市では,地域密着型サービスについてどのように事業者の募集を行っていますか。そして,応募の状況について,1回目と2回目の募集等で工夫したところがあるのかどうかも併せてお伺いしたいと思います。 42: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 43: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 令和4年度の地域密着型サービス事業者の公募につきましては,小規模多機能型居宅介護と看護小規模多機能型居宅介護の2事業につきまして,令和4年5月2日から7月29日まで公募を行い,応募がなかったため,令和4年9月1日から令和5年1月31日までの公募を予定しているところでございます。  課題といたしましては,小規模多機能型居宅介護,看護小規模多機能型居宅介護のいずれの事業につきましても,現状事業者の応募がないことが挙げられます。公募の事実を広く周知するために,1回目の公募につきましては,都内と川崎市で既に当該事業を実施している事業所の運営法人199法人に対しまして,狛江市の公募予定をお知らせしたところでございます。また,市ホームページにおきましても随時募集をさせていただいておりますけれども,事業者からの応募をいただけていないというのが現状でございます。 44: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 6番辻村議員。 45: ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 狛江市では,事業者募集について応募がなかったとのことでございます。これは少し問題であると思います。  私が調査したところ,中野区では中野区地域密着型サービス等重点整備事業費補助要綱を制定しているということが分かりました。東京23区特別区と東京26市市町村で,補助金などの違いがあるのかどうかお伺いいたします。 46: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 47: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 特別区と市町村におきましては,補助金等の違いは特段ございません。なお,中野区の地域密着型サービス等重点整備事業費補助要綱でございますが,東京都の令和2年度地域密着型サービス等重点整備事業費補助要綱に従い,制定された要綱ではないかと想定しております。  東京都におきましては,令和4年度から地域密着型サービス等重点整備事業と地域密着型サービス等整備助成事業を統合して1つの事業としたため,東京都の補助要綱につきましても,令和4年度地域密着型サービス等整備推進事業補助要綱という名称に変更されたところでございます。  本要綱におきましては,基本単価の補助として,小規模型機能型居宅介護,看護小規模多機能型居宅介護のいずれの事業につきましても,東京都から1施設辺り3,360万円の補助を10分の10の補助率で受けることができるとともに,加算単価の補助として,この加算につきましては区市町村の補助になり,任意となりますけれども,宿泊定員に応じて,例えば定員9人の場合には3,993万7,000円の補助を4分の3の補助率で受けることができます。  中野区の要綱につきましては,現在の要綱の加算単価による補助について規定するものでございますけれども,狛江市におきましては現在,加算単価の補助につきましては予定していないところでございます。 48: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 6番辻村議員。 49: ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) これは地域密着型サービス等の施設整備費補助事業早見表でございます。これは地域密着型サービス等整備推進事業ということで,国が出しているものをまとめているものですが,ここに黄色い線があるのですけれども,これは加算単価。基本単価と加算単価とございまして,狛江市の場合は,基本的には加算単価の補助ということではなく,この基本単価を使って全額補助のほうを取っているということですけれども,ここに1,000万円,土地が見つかったときに区市町村所有地活用モデル加算というのがあるのですね。  これは土地が用意できたときにこういう加算の補助もありますよということなのですが,狛江市では整備する土地や建物を事業者が確保またはその見込みがあることが応募資格として挙げられているわけなのですけれども,この土地を見つけるのが大変難しいという声も,応募したいという事業者の方から私のところに寄せられております。  せっかく参入を希望されていても,土地がなければ事業所を建てられません。こうした社会的な要素を含む施設の場合,先日の猪方の空き家の活用の事例ではございませんけれども,市民も社会貢献として土地の提供を考えていることが十分あり得るとの報告,これも役所の中であるわけでございます。そこで私は,であるならば提案といたしましては,こうした利用をしたい,こうした社会的な利用であれば貸し出すよ,もしくは提供してもよいよという土地所有者への働きかけがあってもよいのではないかなというふうに思います。  市は,大きな土地の利用の場合は大規模開発ということで事前に知ることができると思いますけれども,寄附された土地の活用やマッチングのアイデア,こういったものがもっと発展してもいいのかなと。宅建協会様などと話合い,マッチングサイトの運用,こういったことを検討いただけないかどうかお伺いいたします。 50: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 51: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 市長に対しまして,生産緑地地区の買取申出等があった場合には,市は買い取るか否かを検討することとなりますので把握することができますが,そのほかの土地等につきましては,特別な御相談等があった場合以外に,基本的に市が把握することはございません。  また,指定寄附等があった場合についてでございますが,こちらにつきましては先ほど答弁いたしました令和4年度地域密着型サービス等整備推進事業補助要綱によれば,区市町村所有地活用モデル加算補助として,施設1か所当たり1,000万円の補助を受けることにより有利な公募を行うことができますが,当該補助につきましても,先ほど申し上げたように加算単価による補助を前提とした補助となっております。  なお,2回目の公募につきましては,不動産関係団体と,今先ほど宅建協会等という御質問者から御案内いただきましたけれども,不動産関係団体等にも御案内するなど,より広く公募の実施を周知することを検討しているところでございます。  また,議員のおっしゃるとおり,候補となる土地のマッチングにつきましては,担当部署や専門職員の育成といった課題もございますけれども,実施している自治体等の事例も参考に調査・研究してまいりたいと考えております。  一方,こうした取組につきましては,宅地建物取引業法第2条第3号の宅地建物取引業に該当しないように行う必要があるなど,注意点も一方でございます。そんなことを留意しながら,事業者の方々が加入しやすい環境づくりに向けた検討や工夫を行ってまいりたいと考えております。 52: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 6番辻村議員。 53: ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) しっかりとした検討を2回目はされているということを確認できました。大変評価したいと思います。ありがとうございます。どんどん新しいことを取り組んだ場合はホームページ等で公開して,参入希望者の方が分かるようにしていく,こういった活動も必要かと思いますので,積極的にお願いしたいと思います。  ちなみに,空き家活用は違う部署だと思いますけれども,空き家活用に関しましては,またこういう不動産関係事業者の方が入って,今,委員会がつくられていると思うのですけれども,そういった場を活用したりしながら,効率よくしっかりと対策を練っていただきたい。よろしくお願いいたします。  最後に,ペット同伴を認める事業者やペットがいることを1つのサービスとする事業者が小規模多機能型居宅介護事業者として指定の申請をした場合,認定するのかどうかお伺いしたいと思います。そうした狛江市独自のきめ細やかな終末期へのサービスの付加というのは,人気が出ると思いますし,ニーズがあると思います。お考えをお伺いしたいと思います。 54: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 55: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) ペットの高齢者との関係につきましては,非常に重要だと思っています。一部の有料老人ホーム等で取り上げられている事例もございます。小規模多機能型居宅介護を含む地域密着型サービスの事業者指定につきましては,事業者が所在の区市町村長に対し,申請を行うことになります。指定の基準は市が条例を定め,人員基準や運営基準に照らして適正な事業運営を行う最低限の基準を満たしているかどうかを審査し,指定するか否かを判断いたします。
     ペット同伴に伴うお世話などのサービスにつきましては,保険外のサービスという扱いになり,指定の際に判定基準には直接関係することはございません。そのため,事業の運営に当たりまして,介護保険のサービスである小規模多機能型居宅介護サービスと明確に区分した上で,御利用者の同意を得ていただく等,適正に運営していただく必要がございますけれども,単にペットを同伴させることが運営基準上問題になる,こういったことはないものと認識しております。 56: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 6番辻村議員。 57: ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) ペットの癒やし効果は昨今注目されているかと思います。近隣住民の皆様との調整をしっかりと行い,その後ペットの引取りに関しても調整ができていれば,大変よいサービスではないかなというふうに思います。特徴ある選ばれる事業者を選定して,難しいとも言われます地域密着型サービス事業の早期狛江市への誘致の実現をお願いし,2問目を終えます。  では続きまして,通告に従いまして3問目,喜多見駅狛江市側改札口復活についてお伺いいたします。  本当に喜多見駅周辺の今,調布都市計画道路3・4・16号線の工事に関しましては,事業計画,事業設計,全て終えまして,令和8年までの間,喜多見駅からちょうど二の橋のところまで土地開発公社の活用も決定しまして,ただいま具体的に進み始めているということでございます。  喜多見駅周辺に関しましては,大きな防災公園もなく,また土地の大きなところが空くものですから,マンションがたくさん建ちまして,人口が急激に増加している地域でもあります。また,世田谷区側になりますが,狛江市のお子さんも多く通われております。学校法人国本学園さんには800人からのお子様が通われておりまして,駅を通学時集中して使われていると,こういった状況もあります。  さらには,まちのにぎわいということで,少しではありますけれども,だんだんといろいろなお店が増えてきまして,駅の側道,かなり細いのですけれども,そういったところへの通行人,そして自転車,非常に多くなっております。  しかしながら,実はそういった人口が増加して,また,出会い頭の事故などが多くなっている,こういう状況があるのですけれども,道路の形状等は変わらず,そして地域住民からは利便性,快適性を求めて,霞ケ関とか,日比谷とか,そういった都心方面に行く方は,大体駅1つ分を世田谷区側の行政境にずっと歩いて,ホームでまた狛江市の行政区をホームの中でまたいで移動するというような状況に対して何とかならないものなのか,こういった声も出ているところでございます。  今回この喜多見駅狛江市側改札口の復活については,様々なまちづくりにおける計画におけるアンケート等で多くのお声が寄せられていることというのは,市のほうにも議場の各場面でお伝えしているところでありますが,改めて本日は市民の住民の代表のうちの一人として,喜多見駅狛江市側改札口復活について市のお考えをお伺いしたいと思います。  まず初めに,調布都市計画道路3・4・16号線の進捗についてどのようになっているのかお伺いいたします。 58: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 59: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 調布都市計画道路3・4・16号線の電中研前は,昨年度に車道の車線位置を変更する工事を行いました。また,以前より警視庁に対して要望していた七差路交差点の新規信号機を昨年11月上旬に設置,運用していただいたところでございます。  今後,南側歩道の築造に向けて,占用企業者の移設工事や電線共同溝設置工事を実施し,令和8年度末に完成する予定です。  また,岩戸北区間ですが,現在のところ用地取得まで至った物件はございませんが,事業認可期間である令和8年度末に向けて,順次用地取得のための物件調査等を行うとともに,関係人とお話をさせていただいているところでございます。昨年活動を再開いたしました狛江市土地開発公社も有効的に活用しながら,着実に進めてまいりたいと考えているところでございます。 60: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 6番辻村議員。 61: ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 計画どおり進められるよう,市がしっかりと取り組んでいることを確認ができました。  これは喜多見駅付近の航空写真でございます。ちょうどこのお写真で見ていただけますように,世田谷区との区界の松葉通りという通りがございます。これは宝島,津江歯科の交差点が,国本学園の児童・生徒の通学路となっておりまして,喜多見駅を利用する通行人,自転車,バイク,自動車,そして最近はキックボードやスケボーの利用者が多くなっておりまして,大変交通量の多い交差点であり,出会い頭の事故などが多発している危険な場所でございます。  喜多見駅からちょうど松葉通りのほうに,二の橋交差点のほうに行きますと,右側に津江歯科がありまして,向かい側に宝島,そしてたばこ屋さんがあります。  ちょうどそこは,今の国土交通省は道路に対して直角に交差点をつくらなければいけないというルール決めをしているのですけれども,まさに危険な,斜めから入ってきているもので,喜多見駅から松葉通りに対しまして入ってくるところで,かなりのスピードを出した自転車,もしくはキックボードとか,そういったところが,この松葉通りの右側をノールックでそのまましゅーっと,直線に近いですから,なだらかな斜めなのでね。そういう形で入ってくるということで,そこで出会い頭の衝突に近いヒヤリハットが物すごく多くあります。  この道というのは,国本学園さんのお子さんたちが現在,改札口が1つしか世田谷区側に設置されていないがために,600人から800人がそこを通学時間に一気に通るわけなのですね。そうすると,そういう自転車やキックボードやスケートボードも来る,そして車が来るということで,そこがごった返しになるという状況でございます。  この喜多見の危険な七差路交差点というところが3・4・16号線の整備によって,住民の要望により信号機が設置されました。今,次もしも大きな事故が起こる前に交通整備をしていただきたい場所はとあの辺りの方に聞きますと,ちょうどこの宝島の辺りの道路の幅員が広くなった際,喜多見駅から来る車やキックボード,自転車と,国本学園の児童・生徒を含む通行人の人たちが合わさるところが,交通量が幅員が広くなったことによって,自動車の交通量が多くなる,かつスピードを出す車がもしも多くなった場合に,非常に危険なのではないかと言われています。  この辺り,喜多見駅西側の七差路交差点に続いて,宝島,津江歯科,たばこ屋さんの交差点の手前でございますが,宝島,津江歯科の交差点に信号機設置,これは必要ではないかと思い,要望いたしたいと思いますが,市のお考えをお伺いいたします。 62: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 63: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 市といたしましても,御指摘のとおり当該交差点は交通量が多く,喜多見駅を御利用される多くの方が通行される箇所であると認識しているところでございます。調布都市計画道路3・4・16号線岩戸北区間の具体的な交通安全対策は,路線全体で警視庁と協議を行いますが,その中で信号機設置を含め検討していきたいと考えているところでございます。 64: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 6番辻村議員。 65: ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 交通安全対策は路線全体で警視庁と協議を行い,信号機設置を含め検討いただけるとのこと,どうぞよろしくお願いいたします。  都市計画マスタープラン素案説明会における市民要望をお聞きするアンケートに,喜多見駅狛江市側改札口復活,こういったものがあったのかどうか,市はこの喜多見駅狛江市側改札口復活の市民要望をどのように把握していらっしゃるのかお伺いいたします。 66: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 67: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 喜多見駅の狛江市側に改札口が復活されることについて,興味を持っている人や地元の岩戸町会の役員の方から,道路・交通の方針にある駅舎の改良の項目に,改札口のことが触れられているのかについて質問がございました。  取組内容として,駅利用者の利便性・安全性を考慮した動線確保に関する市民協働による検討及び鉄道事業者との調整と記述をしていることを説明したところでございます。 68: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 6番辻村議員。 69: ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) では,この都市計画マスタープランの駅舎改良の項目に,喜多見駅狛江市側改札口設置を入れる必要があるとの多くの市民の声があります。そうした市民の声に対し,市役所はどのように考えているのかお伺いしたいと思います。 70: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 71: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 喜多見駅の狛江市側改札口設置については,都市計画マスタープランの改定におけるアンケートやワークショップにおいて意見が出されており,ワークショップで挙げられた意見のまとめや,参考コラムに喜多見駅の狛江市側改札口設置について記載しているところでございます。  狛江市としては,改札口を増設することについては,建物の構造的には可能と考えております。実現のためには費用負担も含め,小田急電鉄との調整が必要でございます。また,きっかけとしては,駅周辺の土地利用の変化による利用需要が増えることも必要と考えているところでございます。人の流れも変化することから,交通安全対策や既存のテナント及び商店街との調整も重要と考えております。  狛江市では現在,調布都市計画道路3・4・16号線(岩戸北区間)の周辺で地区計画の策定に向けて取組を行っており,事業の推進に併せ改札口が設置されることは,地域周辺のにぎわいの創出として理想的であるため,今回の意見を踏まえ,策定委員会の中で検討したいと考えているところでございます。 72: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 6番辻村議員。 73: ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 恐らく今これらの質問を10回以上させていただいている中でございますが,状況の変化の中,そして住民からの多数の意見があったこと,こうしたことや調布警察や専門家の御意見,調査・研究の結果などを踏まえて,様々に御検討なされてきた結果,今部長がおっしゃられたように,改札口が設置されることに対しての理想的だということや,今回の意見を踏まえて策定委員会の中で検討したいというようなお話をいただいたのだなというふうに思いました。ありがとうございます。  多くの市民の皆様が望んでいる安全対策として,そして利便性・快適性の対策として,喜多見駅の改札口の復活,30年前,平成7年までにあったこの改札口の復活ですが,これにより多くの住民が恐らくこの町に住み続けたいと思う,そういうきっかけになるのではないかなというふうに思います。町の構造ががらりと変わる調布都市計画道路3・4・16号線,こういったものが通るときに,ぜひ町の大きな行く先をしっかりと見極めた政策,大きな施策を決断,なかなか難しいかと思いますけれども,ぜひしていただきたいと市長にお考えをお伺いしたいと思います。  市長は,この喜多見駅狛江市側改札口復活について,様々御苦労を重ねながらお考えいただいたかと思いますけれども,現状市長が活動の中で見てきた喜多見駅狛江市側改札口復活のこの先についてどのようにお考えなのか,お伺いしたいと思います。よろしくお願いします。 74: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市長。 75: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 狛江市といたしまして,調布都市計画道路3・4・16号線(岩戸北区間)の整備を進め,それに併せまして周辺区域の良好な住環境にも配慮したまちづくりのルールなどが必要と考えまして,地区計画を定めたいと考えているところでございます。  その取組によりまして,周辺区域のにぎわいの創出ができ,さらに喜多見駅の狛江市側改札口が設置できれば,理想的なまちづくりが推進できるというふうに考えているところでございます。  その実現のためには,改札口の位置やその取付道路をどうすべきか,また周辺区域への影響等,多くの検討課題が必要であるため,まちづくりグループからの提案も踏まえまして,小田急電鉄,そして世田谷区,狛江市がともに連携し,意見交換をしていきたいと考えているところでございます。  喜多見駅の狛江市側改札口設置につきましては,市民の皆様などからのかねてから要望をいただいておりまして,私も狛江のまちづくりにはこれは設置が望ましいというふうに考えているところでございます。先日,小田急電鉄の社長へも喜多見駅の狛江市側改札口設置を検討いただけるようお伝えさせていただきまして,課題は多いもののお互い協力の下検討は可能というお話をいただいているところでございます。 76: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 6番辻村議員。 77: ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) ただいま市長から,この改札口につきましては,まちづくりとしても理想的だと。そして,小田急電鉄の社長さんともお話をいただきまして,今後いろいろ課題を検討していきながら,よりよいまちづくりのために前向きに検討いただける,進めていただけるということをいただきました。本当にありがとうございます。  多くの住民の皆様が設置を望んでいることだと思います。ある有名な著名な設計家がいました。人は何か言われたところの課題を修繕するだけだと,プラスマイナスゼロだと。そういう生き方ではなくて,まちづくりにおきましては夢が必要だと。その夢の先に多くの人の喜びがあって,持続可能な社会が生まれてくるのだということでした。  今与えられていることをこなしたり,課題を修繕するだけではなくて,多くの人がわくわくするような,きらめきのあるまちづくり,この夢をまずはビジョンを描いて,そこに向かってみんなで協力しながら,感化しながらつくり上げていくのがまちづくりだと。仕事なのだと。そういう個性を持った仕事を一人一人がやっていくべきだということを,お話しいただいたことがあります。  どうかこの喜多見駅狛江市側改札口の復活,平成7年になくなってしまったものがまた復活して,この町がにぎわいを創出し,住み続けたいまちとなりますよう期待を込めまして,お願いをさせていただきます。どうもありがとうございました。  3問目の質問をこれで終わります。よろしくお願いいたします。ありがとうございました。 78: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) お諮りいたします。  以上で一般質問を打ち切るに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 79: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 御異議なしと認めます。よって日程第1 一般質問を打ち切ります。   ─────────── ─ ──────────── ─ ─────────── 80: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 暫時休憩します。     午前 9時51分 休憩     午前10時10分 開議 81: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。次に日程第2 行政報告を行います。市長から発言を求めます。市長。 82: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 行政報告をいたします。  東京都市長会議が8月26日に開催されました。  東京都等からの連絡事項が6件ありましたが,主な事項として,「感染症対応に関する都保健所の在り方検討会(仮称)の設置」について,報告いたします。  東京都福祉保健局より,都の設置する保健所が地域保健の広域的・専門的・技術的拠点としての役割と機能を果たすために必要な組織体制や業務運営の在り方等を検討していくため,学識経験者,東京都医師会や医療機関,市町村の部長級職員で構成する会議を新たに設置する予定であるとの説明がございました。  市長会からは,保健所の絶対数が不足している現状を踏まえた議論を期待するといった意見がございました。私からも,実態を踏まえた議論が行われるように,委員には各保健所の状況を把握している者を選出するよう意見を述べさせていただき,東京都からは,体制については意見を踏まえ検討するとの回答がございました。なお,本検討会については10月に第1回を開催する予定とのことです。  続きまして,令和4年第3回定例会招集日以降の新型コロナワクチン接種に関する動きについて報告いたします。  国の「新型コロナウイルス感染症に係る予防接種の実施について(指示)」の一部が9月6日及び16日付で改正され,3回目接種の対象として5歳から11歳までの小児が追加されたほか,新型コロナワクチン接種の実施期間が令和5年3月31日まで延長されるとともに,令和4年秋開始接種,いわゆるオミクロン株対応ワクチン接種が20日から開始されました。  同時に,狛江市に対するオミクロン株対応ワクチンの十分な供給量が確定したため,多摩地域では最も早い22日より同ワクチンの接種を開始しました。今回の接種体制は,まず現役世代が多く占めることから,通勤・通学の帰宅時に合わせて,アクセスの良い防災センターを会場として,水・木・金曜日の夜間,土・日・祝日の午前・午後を基本に実施しています。接種開始に当たっては,オミクロン株対応ワクチン接種等に関する基本情報を掲載したチラシを全戸配布するとともに,今回の接種対象となる方へ個別案内を順次お送りするなど,周知を図っております。  最後に,10月2日時点の接種率をお伝えします。9月1日現在の人口に対する接種対象者全体12歳以上で1回目90.8%,2回目90.3%。3回目75.0%,4回目33.2%,65歳以上の高齢者で1回目98.4%,2回目97.9%,3回目93.4%,4回目82.8%となっています。  また,東京都が公表した9月27日時点における区市町村別の3回目接種率について,町村を除く都内49区市中,狛江市は対象者全体で1回目,2回目,3回目全てにおいて1位となっています。  以上,行政報告といたします。 83: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 以上で,日程第2 行政報告を終わります。   ─────────── ─ ──────────── ─ ─────────── 84: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 次に日程第3 議長報告を行います。  議長報告につきましては,定例会招集日に報告をしてありますが,その後例月出納検査等の報告がありましたので,ここで改めて報告をするものであります。  その内容につきましては各議員に配付してあるとおりですので,御参照のほどお願いいたしまして,議長報告といたします。   ─────────── ─ ──────────── ─ ─────────── 85: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 次に日程第4 議案第34号 非常勤の特別職の職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。  本案については,総務文教常任委員会に付託され,その審査が終了し,配付してあるとおり報告書が提出されております。委員長から委員会の審査の経過及び結果報告を願います。総務文教常任委員長。 86: ◯ 総務文教常任委員長(栗山 たけし議員) 総務文教常任委員会の審査状況について報告いたします。  委員会は9月13日に開催しております。  当日の出席者は委員全員と議長,説明員としては総務部は部長以下2人,教育部は部長以下2人,選挙管理委員会事務局長。また,議会事務局からは事務局長以下4人が出席しております。  それでは委員会における質疑の概略と結果について報告いたします。  議案第34号 非常勤の特別職の職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例であります。  質疑,討論なく,採決の結果,議案第34号は賛成全員で原案のとおり可決されました。  以上,総務文教常任委員会の報告とさせていただきます。 87: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 委員長の報告が終わりましたので,委員長に対する質疑を受けます。     (「なし」の声あり) 88: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 以上で委員長に対する質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。     (「なし」の声あり) 89: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 以上で討論を終結いたします。  これより採決いたします。  日程第4 議案第34号 非常勤の特別職の職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例,本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。     (賛成者挙手) 90: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 挙手全員と認めます。よって議案第34号は委員長報告のとおり可決されました。   ─────────── ─ ──────────── ─ ─────────── 91: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 次に日程第5 議案第35号 狛江市税条例等の一部を改正する条例から日程第9 議案第31号 狛江市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する条例の一部を改正する条例までの5件を一括議題といたします。  この5件については社会常任委員会に付託され,その審査が終了し,配付してあるとおり報告書が提出されております。委員長から委員会の審査の経過及び結果の報告を願います。社会常任委員長。 92: ◯ 社会常任委員長(佐々木 貴史議員) 社会常任委員会の審査状況について報告いたします。
     委員会は9月14日に開催しております。  当日の出席者は委員6人と議長,説明員としては企画財政部は政策室長,市民生活部は部長以下3人,福祉保健部は部長以下2人,子ども家庭部は部長以下2人。また,議会事務局からは事務局長以下4人が出席しております。  それでは委員会における質疑の概略と結果について報告いたします。  最初に議案第35号 狛江市税条例等の一部を改正する条例であります。  質疑,討論なく,採決の結果,議案第35号は賛成全員で原案のとおり可決されました。  次に議案第32号,狛江市地域センター・地区センターの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例であります。  委員から,規則に改正することについて,備品の金額を改正する場合は市民に提示して案としてお示しする,そういう手続は取るのかとの質疑がありました。  ほかに質疑,討論なく,採決の結果,議案第32号は賛成全員で原案のとおり可決されました。  次に議案第33号,狛江市民ホール条例の一部を改正する条例であります。  質疑,討論なく,採決の結果,議案第33号は賛成全員で原案のとおり可決されました。  次に議案第37号,狛江市高校生等の医療費の助成に関する条例と,議案第31号,狛江市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する条例の一部を改正する条例であります。  この2件は一括議題とし,委員から,具体的な所得制限についてどの程度を予定しているのか,またその場合に対象外となる方の割合はどの程度を想定しているのかとの質疑がありました。  ほかに質疑,討論なく,採決の結果,議案第37号と議案第31号については賛成全員で原案のとおり可決されました。  以上,社会常任委員会の報告とさせていただきます。 93: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 委員長の報告が終わりましたので,委員長に対する質疑を受けます。     (「なし」の声あり) 94: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 以上で委員長に対する質疑を終結いたします。  これより順次討論,採決に入ります。  最初に議案第35号の討論に入ります。     (「なし」の声あり) 95: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 以上で討論を終結いたします。  これより採決いたします。  日程第5 議案第35号 狛江市税条例等の一部を改正する条例,本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。     (賛成者挙手) 96: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 挙手全員と認めます。よって議案第35号は委員長報告のとおり可決されました。   ─────────── ─ ──────────── ─ ─────────── 97: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 次に議案第32号の討論に入ります。     (「なし」の声あり) 98: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 以上で討論を終結いたします。  これより採決いたします。  日程第6 議案第32号 狛江市地域センター・地区センターの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例,本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。     (賛成者挙手) 99: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 挙手全員と認めます。よって議案第32号は委員長報告のとおり可決されました。   ─────────── ─ ──────────── ─ ─────────── 100: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 次に議案第33号の討論に入ります。     (「なし」の声あり) 101: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 以上で討論を終結いたします。  これより採決いたします。  日程第7 議案第33号 狛江市民ホール条例の一部を改正する条例,本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。     (賛成者挙手) 102: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 挙手全員と認めます。よって議案第33号は委員長報告のとおり可決されました。   ─────────── ─ ──────────── ─ ─────────── 103: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 次に議案第37号の討論に入ります。     (「なし」の声あり) 104: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 以上で討論を終結いたします。  これより採決いたします。  日程第8 議案第37号 狛江市高校生等の医療費の助成に関する条例,本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。     (賛成者挙手) 105: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 挙手全員と認めます。よって議案第37号は委員長報告のとおり可決されました。   ─────────── ─ ──────────── ─ ─────────── 106: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 次に議案第31号の討論に入ります。     (「なし」の声あり) 107: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 以上で討論を終結いたします。  これより採決いたします。  日程第9 議案第31号 狛江市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する条例の一部を改正する条例,本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。     (賛成者挙手) 108: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 挙手全員と認めます。よって議案第31号は委員長報告のとおり可決されました。   ─────────── ─ ──────────── ─ ─────────── 109: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 次に日程第10 陳情第23号 市民が弁財天池緑地保全地区に毎日散策に入れるようにすることについての陳情から,日程第13 議案第40号狛江市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例までの4件を一括議題といたします。  この4件については建設環境常任委員会に付託され,その審査が終了し,配付してあるとおり報告書が提出されております。委員長から委員会の審査の経過及び結果の報告を願います。建設環境常任委員長。 110: ◯ 建設環境常任委員長(岡村 しん議員) それでは建設環境常任委員会の審査状況について報告いたします。  委員会は9月15日に開催しております。  当日の出席者は委員全員と議長,説明員としては環境部は部長以下5人,都市建設部は部長以下4人。また,議会事務局からは事務局長以下4人が出席しております。  それでは委員会における質疑の概略と結果について報告いたします。  最初に陳情第23号 市民が弁財天池緑地保全地区に毎日散策に入れるようにすることについての陳情の質疑の概略と結果について報告いたします。  陳情者から意見陳述を受けた後,委員から,特別緑地保全地区とはどういうものか,狛江市生物多様性地域戦略で弁財天池緑地保全地区はどのように位置づけられているか,弁財天池緑地保全地区の現状と現在の開放状況は,陳情書には年間12日,時間にして48時間しか散策できませんとあるが,管理している市民団体の資料だと1回5時間開放して年12回だとしても60時間開放している。行事に合わせて臨時開放もしており,おおよそ年間27回から28回は開放している。陳情の指摘と事実が違うが市の認識は,陳情書では年間800万円の狛江市の税金が使われていますとありますが事実はどうか,令和元年度に簡易的な生物実態調査が行われている。結果について伺う。簡易的な実態調査でも,東京都がレッドデータブック,絶滅するような希少種も発見されている。植物4種,鳥類2種,両生類・爬虫類3種,昆虫類1種,水生動物1種,合計11種類の希少種が発見されている。今後の生物実態調査の予定について伺う。緑地保全地区で閉鎖管理,制限開放しているひょうたん池周辺地域で希少種も発見されている。市民がいろいろな形で散策できるという気持ちは分かる。しかし,植生を守っていく点も非常に大事。生物実態調査の結果を待って検討すべきとの質疑,意見がありました。  また,ある委員からは生物資源の保全の視点を持ち続けることも市としては重要。景観維持も重要。1区の全面的な開放というのは少しバランスを崩す可能性すらある。本格的な地区実態調査を踏まえた上で在り方の検討に入る。現時点での制限開放下の全面開放は慎重であるべきとの意見がありました。  また,ある委員から先ほど経年で3年間の予算推移を伺った。内訳について伺う。300万円は緑地保全地区のスキームである以上,市が誰かに払うということか。今後の高木剪定の予定は。表参道側と泉の森会館で順番に高木剪定を行うのか。今後の高木剪定は中規模で150万円,200万円で行い,状況により大規模でやる判断があると考えていいか等の質疑がありました。  また,ある委員からは1970年代ぐらいの北口開発に関する資料,2004年に発表された環境情報科学センターの報告書,2004年の市民の方が行った調査を調べた。当時は適用されている制度の理解不足,市民団体の孤立化,動植物に関する専門知識の欠如の3点が維持・管理の問題点だという指摘があった。今も同じ課題だと認識している。なぜ全てのエリアを毎日開放しないのかという疑問は,多くの市民にとって共通の疑問。学習会やシンポジウムなど活発に行い,市民の会や担当部署の活動が広く市民に見えるようなことが必要との意見がありました。  また,ある委員からは剪定をまとめてやっていると金額が大きくなる,定期的に行うことでコスト削減できる。その辺の計画について伺う。今後の計画づくりは専門家を入れてほしいとの意見がございました。  質疑終結後,3人の委員から討論があり,採決の結果,陳情第23号は賛成なしで不採択とすることに決しました。  次に議案第38号 狛江市廃棄物の再利用の促進及び処理に関する条例の一部を改正する条例であります。  委員から,再利用を目的として分別する廃棄物という資源物の定義があるが,市長の行う廃棄物の収集においてというのはどのようなものが想定されているのかとの質疑がありました。  質疑終結の後,1人の委員から討論があり,採決の結果,議案第38号は賛成全員で原案のとおり可決されました。  次に議案第39号 狛江市まちづくり条例の一部を改正する条例であります。  委員から,まちづくり委員会の委員の人数が15名から10名と変更されている理由について,まちづくり委員会の構成,任務について,まちづくり委員会の任務は多岐に及んでいる。今後多摩川住宅の建て替え,複数地区でのまちづくり協議会地区計画の策定など,まちづくりの事業が増えることが予想される。広く市民,住民の声を反映して計画を作成することは並大抵のことではない。10人体制で十分できるのか。運営規則には必要な場合には,臨時委員を配置することができるとされているが,そういうことでよいかとの質疑がありました。  また,ある委員からは第46条に開発等事業の廃止,大規模開発事業の廃止の際の対応が明記されている。第48条に完了検査が終了するまでの使用開始を認めない旨が明記されるに至った背景はとの質疑がございました。  質疑終結の後,1人の委員から討論があり,採決の結果,議案第39号は賛成全員で原案のとおり可決されました。  次に議案第40号 狛江市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例であります。  委員から,8条の別表に調布都市計画国領町八丁目・和泉本町四丁目周辺地区地区整備計画区域が書かれているが,多摩川住宅の建て替え等関係があるかとの質疑がございました。  ほかに質疑,討論なく,採決の結果,議案第40号は賛成全員で原案のとおり可決されました。  以上,建設環境常任委員会の報告とさせていただきます。 111: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 委員長の報告が終わりましたので,委員長に対する質疑を受けます。     (「なし」の声あり) 112: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 以上で委員長に対する質疑を終結いたします。  これより順次討論,採決に入ります。  最初に陳情第23号の討論に入ります。3番高木さとこ議員。 113: ◯ 3 番(高木 さとこ議員) 市民が弁財天池緑地保全地区に毎日散策に入れるようにすることについての陳情に対して,立憲民主こまえは採択反対の立場から意見を申し上げます。  反対の理由としては,陳情の内容が事実と異なる点が第一にあります。陳情による保全地区の年間費用約800万円との理解に対しては,実際は平均的には年間400万円前後,10年から20年に一度の大規模伐採には別途費用が増額されているが,平均して毎年約800万円の費用とは一概になっておりません。  2つ目,開放日と時間に関しても,陳情による年間12日48時間ということは事実と異なり,実際には定例開放として月に一度,年間60時間のほか,臨時開放として年間30日弱を市民に開放していると管理団体から報告されております。  3つ目,特殊な植物が生息しているわけではないと陳情にありますが,弁財天池緑地保全地区は狛江市の生物多様性3大拠点の1つであり,動植物のみならず土壌まで含め緑地全体が1つの生物循環体系を維持しております。土壌中には菌類や微生物が生存し,動植物をはじめとした生物の多様性を支えております。  緑地保全地区は地方の自然森林と比べて非常に限定された狭い面積ゆえに,頻繁に人が入ることでこの循環体系に直接悪影響が及び,全体の循環体系が損なわれることを管理団体は危惧しております。人の入場に一定の制約を設け,緑地全体の循環体系を守ることが生物多様性としての環境保全であるという考え方で,これは狛江市や東京都とも共有されている認識でございます。こうして守られている保全地区は,狛江駅前の緑の景観として狛江市民に毎日の憩いを与え,狛江の財産となっております。  今回の陳情として保全地区を毎日散策したいという御要望に対しては,エリア全体の自然循環体系を守る視点の御共有を陳情者にお願いすると同時に,狛江市の責任の下,市民自ら生物多様性の拠点として,緑地を管理している方針に御理解いただけますとありがたいと思っております。  最後に,本陳情が審議された9月15日の建設環境常任委員会で,1人の委員から緑地保全の市民管理団体との間で殴り合いのけんか寸前になっていましたとの発言がありました。しかし,この発言は事実と異なると市民管理団体より私たちは異議をお聞きしております。議員の立場で事実と異なる発言はお控えいただくことを,市民に代わりまして当該委員に強く求めるものであります。  以上,陳情に対して立憲民主こまえの反対討論といたします。  以上です。 114: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番平井里美議員。 115: ◯ 1 番(平井 里美議員) 市民が弁財天池緑地保全地区に毎日散策に入れるようにすることについての陳情に対して,不採択の立場で討論いたします。  弁財天池特別緑地保全地区は,泉龍寺境内と立入りが制限されている保全回復ゾーン,常時開放されている散策ゾーンを含むエリアです。立入りを制限するのは,良好な樹林地と水辺を保全するためです。しかし,自然との触れ合い空間をつくるために整備されている散策ゾーンについては常時開放されています。  弁財天池緑地保全地区には非常に多様な生物,植物,昆虫類が多く生息し,哺乳類や水生動物の生息,希少種も確認されています。2004年の調査では114種類のキノコが観察され,「泉龍寺のきのこ」という2冊の書籍がまとめられています。
     このような多様な生物が生息する弁財天池特別緑地保全地区は,都市緑地法という法律に基づいて緑地の適正な保全と緑化の推進が行われています。この法律の第2条,地方公共団体の任務に,住民の努力と国,地方公共団体の協力が定められています。2004年に行われた環境情報科学センターによる調査報告書で,維持・管理上の問題点として,まず適用されている制度の理解不足,そして市民団体の孤立化,そして動植物に関する専門知識の欠如,こちらが指摘されておりました。  緑地保全地区指定から35年たった現在,これらのことに関しましては,重要視すべきポイントだと思います。まず,特別緑地保全地区という制度をより広く市民に周知していただくこと,そして樹林地と水辺の保存状態を継続的に調査し,こちらも広く市民に報告すること,そして3番目に専門知識を有する人材をこれからも確保していただくことが重要だと思います。  陳情者のなぜ全てのエリアを毎日開放しないのかという疑問は,多くの市民にとっての共通の疑問でもあると思います。市民に制度を理解してもらうためには,学習会やシンポジウムなどを活発に行い,市民の会や担当部署の活動が広く市民に見えるようにすることが必要だと思います。  以上を申し述べて,本陳情採択に対して反対の討論といたします。 116: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 以上で討論を終結いたします。  これより採決いたします。  日程第10 陳情第23号 市民が弁財天池緑地保全地区に毎日散策に入れるようにすることについての陳情,本陳情に対する委員長の報告は不採択であります。よって本陳情について採決いたします。本陳情を採択することに賛成の方の挙手を求めます。     (賛成者挙手) 117: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 挙手なしと認めます。よって陳情第23号は不採択とすることに決しました。   ─────────── ─ ──────────── ─ ─────────── 118: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 次に議案第38号の討論に入ります。12番宮坂良子議員。 119: ◯ 12番(宮坂 良子議員) 議案第38号 狛江市廃棄物の再利用の促進及び処理に関する条例の一部を改正する条例について,日本共産党狛江市議団の意見を述べます。  本条例改正案は,来年度からプラスチックごみの分別回収を行うというもので,これは私たち市議団も長年要望してきており賛同できるものです。狛江市では,来年度からのプラスチックごみの分別収集に合わせ,ごみ袋を1種類に統一するとしています。しかし,私たちの下には,マンションにお住まいの方から,収集袋が1つになるとごみ置場の構造上困る,全然知らなかったなど,驚きと戸惑いの声が複数届いています。  本条例の第34条の2で,家庭廃棄物及び事業系一般廃棄物の排出方法について書かれており,家庭廃棄物を排出するときは市長が指定する収集袋を使用しなければならないとされており,来年度からは現在のごみ袋がなくなれば1種類のごみ袋で可燃,不燃,プラスチックごみを捨てることになります。  昨日から,市内にプラスチック類ごみの分別回収を開始しますというチラシが配られ始めました。これまで知らなかった方々も,このチラシをきっかけにごみ袋が1種類になることを知ることになります。これまで定着してきたごみの捨て方が変わることになることで,多くの方が戸惑うと思います。今後,市民説明会が開催される予定ですが,様々な形で周知を広げていただきたいと思います。その上で,市民の皆さんの意見をよく伺いながら,慎重に進めていただきたいと要望いたします。  このことを述べて,日本共産党狛江市議団は本条例改正案に賛成といたします。  以上です。 120: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番平井里美議員。 121: ◯ 1 番(平井 里美議員) 議案第38号 狛江市廃棄物の再利用の促進及び処理に関する条例の一部を改正する条例に賛成の立場で討論いたします。  令和5年4月からプラスチック類ごみの分別収集が開始されます。長年,可燃ごみと不燃ごみを別々の袋で分別していたごみを,可燃ごみ,不燃ごみ,プラスチックごみ,こちらを共通のごみ袋に種別ごとに分別していて,それぞれの収集日に出すことになるということです。  分別の変更,ごみ袋が変わることが,高齢者や障がい者に及ぼす影響は決して小さくはありません。混乱や精神的な負担がしばらく続くことが懸念されます。  プラスチック類ごみ分別収集説明会を周知するチラシが昨日配付されました。こちらですね。市民一人一人への啓発・理解もとても重要だと思いますが,町内会や自治会の協力も欠かせません。広く市民に分別ルールが周知され,浸透するまでには時間も労力も要することを担当部署に理解していただき,きめ細やかな対応をしていただきますよう強く求めます。  また,何のためにプラスチック類ごみの分別収集を行うのか,配布されたチラシでは残念ながら読み取れません。ごみの分別についてはその目的を共有し,そこに共感して初めてごみ分別が大事だという意識が醸成されるのではないでしょうか。決定事項を市が一方的に知らせるだけではなく,理解と協力をお願いすることが必要です。  説明会だけではなく,例えば公民館講座との連携等でごみ問題の現状や課題についての地域の連続学習会を開くなど,市民に対して学習の機会を提供し,市民同士のつながりを育む取組を実施することを提案いたします。  私個人としましては,プラスチック資源の再利用については,現段階の技術がCO2削減にどれほどの効果があるのか注視していく必要があると考えています。プラスチック類ごみ分別という新たな施策の実施に伴い,ごみ問題,エネルギー政策など,多角的な視点での学習の機会を市民に提供することは,ともに創る文化育むまちへの大きな一歩だと思います。  プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律の実施等に伴い行った今回の条例改正で,事業者の責務,罰則に関して市の権限が明確化されました。例えば流通に関しての事業者の責務,事業者の減量義務として廃棄物の発生,抑制等を定めたことです。事業者が下取り等の回収義務を履行しない場合,市が回収または第三者に回収させ,費用を事業者から徴収することができるようにしたことは廃棄物の放置の防止につながります。  また,建築物の大きさに関わらず廃棄物の保管場所の設置と事前の届出について定めることの明記も,とても重要なことだと思います。事業者の責務,市の権限を明確化したことを評価し,本条例採択に賛成いたします。  以上です。 122: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 以上で討論を終結いたします。  これより採決いたします。  日程第11 議案第38号 狛江市廃棄物の再利用の促進及び処理に関する条例の一部を改正する条例,本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。     (賛成者挙手) 123: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 挙手全員と認めます。よって議案第38号は委員長報告のとおり可決されました。   ─────────── ─ ──────────── ─ ─────────── 124: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 次に議案第39号の討論に入ります。     (「なし」の声あり) 125: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 以上で討論を終結いたします。  これより採決いたします。  日程第12 議案第39号 狛江市まちづくり条例の一部を改正する条例,本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。     (賛成者挙手) 126: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 挙手全員と認めます。よって議案第39号は委員長報告のとおり可決されました。   ─────────── ─ ──────────── ─ ─────────── 127: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 次に議案第40号の討論に入ります。     (「なし」の声あり) 128: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 以上で討論を終結いたします。  これより採決いたします。  日程第13 議案第40号 狛江市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例,本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。     (賛成者挙手) 129: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 挙手全員と認めます。よって議案第40号は委員長報告のとおり可決されました。   ─────────── ─ ──────────── ─ ─────────── 130: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 次に日程第14 認定第1号 令和3年度狛江市一般会計決算の認定についてから日程第19 認定第6号 令和3年度狛江市下水道事業会計決算の認定についてまでの6件を一括議題といたします。  この6件については決算特別委員会に付託され,その審査が終了し,配付してあるとおり報告書が提出されております。委員長から委員会の審査の経過及び結果の報告を願います。決算特別委員長。 131: ◯ 決算特別委員長(しの 浩司議員) それでは日程に従いまして,決算特別委員会の審査状況について報告申し上げます。  本委員会は9月21日,22日,26日の3日間,議場において開催しております。  本委員会に付託されました事件は,認定第1号 令和3年度狛江市一般会計決算の認定についてから認定第6号 令和3年度狛江市下水道事業会計決算の認定についてまでの6件でありました。  出席者は委員全員と議長,説明員としては市長,副市長,教育長以下,関係各部課長等でありました。なお,報告に当たりましては,3日間を通して簡潔に報告させていただきます。  初めに認定第1号から認定第6号の順に質疑を受けました。全ての質疑終結後,順次討論,採決を行いました。採決の結果につきましては,本日各議員に配付してあります委員会審査報告書のとおりでございます。  認定第1号,令和3年度狛江市一般会計決算の認定については,3人の委員から討論があった後,採決を行った結果,挙手多数で認定されました。  認定第2号,令和3年度狛江市国民健康保険特別会計決算の認定については,討論がなく,採決を行った結果,挙手全員で認定されました。  認定第3号,令和3年度,狛江市後期高齢者医療特別会計決算の認定については,1人の委員から討論があった後,採決を行った結果,挙手多数で認定されました。  認定第4号,令和3年度狛江市介護保険特別会計決算の認定については,1人の委員から討論があった後,採決を行った結果,挙手多数で認定されました。  認定第5号,令和3年度狛江市駐車場事業特別会計決算の認定について,認定第6号,令和3年度狛江市下水道事業会計決算の認定については,討論がなく,採決を行った結果,挙手全員で認定されました。  以上,決算特別委員会の報告とさせていただきます。 132: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 以上で委員長の報告を終わります。  これより順次討論,採決に入ります。  最初に認定第1号の討論に入ります。19番太田久美子議員。 133: ◯ 19番(太田 久美子議員) それでは自由民主党・明政クラブを代表いたしまして,令和3年度狛江市一般会計決算の認定について,賛成の立場から意見を申し上げます。  令和3年度決算は,行政として認められた予算を効率的にしっかりと執行されたかを市政全般にわたる観点から大きく財政運営についてと,1期目の公約や所信表明で述べられた施策や事業が適正に執行されたのかについて確認させていただきました。  令和3年度の一般会計決算は歳入総額358億4,301万1,000円に対し,歳出総額は332億8,200万4,000円で,歳入歳出差引額は25億6,100万7,000円,歳入歳出差引額から翌年に繰り越すべき財源を引いた実質収支は23億797万2,000円の黒字となりました。  財政構造の弾力性を示す指標である経常収支比率は,前年度より2.0ポイント上昇して87.7%となりました。これは地方消費税交付金等の税連動交付金や普通交付税の増などにより,経常一般財源が大きく増えたことなどによります。  また財政の健全性を図る将来負担比率は,今回初めてマイナスとなりました。これは平成24年度に中期財政計画を策定し,3つの規律に基づく財政運営の取組を継続したことによるということが確認できました。規律の一つである臨時財政対策債については,これは借金であることから,発行抑制を行うことで,地方債残高の削減,公債費の削減,そして一般財源に余裕が出ることが確認できました。  平成24年の中期財政計画策定以来,臨時財政対策債の発行抑制を継続してきたことで,令和3年度では借金残高が約23億2,000万円減少し,借金の返済が約8,000万円少なくなったことが確認できました。これは臨時財政対策債発行抑制の継続的な努力のたまものであり,大変すばらしいものと高く評価いたします。  このように将来負担比率が初めてマイナスになるなど,財政運営は改善傾向にありますが,いまだ地方債残高は高く,公債負担は大きく,基金残高が低いという状況で,多摩26市の類似団体等の平均以下に位置しています。10年後には小学校の建て替えなども控えています。引き続き中期財政計画に基づく財政健全化に努めていただくことをお願いいたします。  1期目の選挙公約や所信表明で述べられた施策や事業については,コロナ禍によるイベントや事業の中止もありましたが,所信表明に基づいて公約の事業も進められ,おおむね達成されたことが確認できました。  接種率が都内でも1位となるなど,常にトップクラスを維持してきた本市の新型コロナワクチン接種事業について,新型コロナ予防接種室の様々な創意工夫や,松原市長が当時のワクチン接種担当大臣の河野太郎衆議院議員や都議会自民党との連携強化を図られ,リーダーシップを発揮されたことによって新型コロナワクチン接種事業が大きく前に進められたことが確認できました。  また,これまで滞っていた事業についても,松原市長の決断により市民センター改修と新図書館の整備や旧第四小学校跡地の活用など,これまで紆余曲折を繰り返してきた事業が前に進められていることも確認させていただきました。  これまでの松原市長の取組についても高く評価いたします。令和3年度予算執行は危機,災害に強い社会システムを築き,災害時にも誰一人取り残さない地域社会を目指し,無駄遣いゼロの視点で財政健全化に努めた予算執行であり,自由民主党・明政クラブが令和3年度当初予算から要望を行った事案が,市民の皆様のために事業化された決算でもございます。  今後も新型コロナ感染症への対応はもとより,人口減少,高齢化による社会保障費の増加,首都直下地震や台風など,市政における諸課題に係る財政需要にも対応していくため,引き続き財源確保並びに効率的な事業運営を行っていく必要があると強く感じています。職員一人一人が市民の皆様の目線に立ち,日本で一番やさしいまち・狛江のさらなる前進を図るとともに,創意工夫とさらなる内部努力の積み重ね,積み上げにより,市民の皆様からお預かりしている税金を最少の経費で最大の効果が得られるよう,効率的・効果的な行財政運営に努めていただくことをお願いいたします。  最後に,決算特別委員会の議論について感じたことを申し上げます。狛江市の図書館の議論は30年以上の時を経ています。その時々により図書館設置の場所や図書館の広さ,大きさは変わってきました。現在の狛江市民センター及び新図書館整備基本構想(案)は,平成24年に策定された公共施設整備計画の延長線上にあります。  当初の計画では市民センターの耐震化と修繕に限定されていましたが,この間,市民の皆様の意見などにより新しい図書館をつくることとなり,方向性が大きく変更されました。今回の決算特別委員会の議論で,市民参加の手続論を長々行っている委員がおりましたが,現在の図書館の構想は確実に大きな真の市民参加が行われたものであると考えます。どのような事業を行うにしても,賛成もあれば反対もあります。しかし,市民の意思を正確に確認することは困難です。  さて,本年6月に行われた狛江市長選挙においては,松原市長とほぼ図書館問題だけを訴えられた候補者が立候補され,約3万人の市民の皆様が意思を表明されました。選挙の結果はトリプルスコアで松原市長が再選されました。本当に市民の皆様の意思を正確に判断するのは難しいところですが,今回は明確に確認できたことと思います。  ところで,地方自治法では職員は市長を補助することになっています。補助するとは,市長と職員が一体となるということです。職員としての責任を持って,市長だったらどう判断し説明するかを常に意識して執務を行うことです。こうした姿勢で説明会に臨んでいる職員を,あたかも市長の操り人形であるかのような表現には非常に違和感を覚えるとともに,到底容認できるものではありません。当該委員は対立構造という表現も用いておりますが,基本構想策定のワークショップは様々多様な意見が繰り広げられる場であり,議員の主観により対立構造とレッテルを貼る行為自体が,ワークショップに参加した市民をはじめ,市民の軽視と言わざるを得ません。  政治は20年,30年先を考えて行われるべきです。そして下される判断はあくまで総合的でなければならないと考えます。その市長の判断に,議会は議決という責任を負います。議会も判断は総合的であるべきで,延々と行われた手続論は不毛であります。  以上を申し述べ,討論を終わります。 134: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 13番西村あつ子議員。 135: ◯ 13番(西村 あつ子議員) それでは令和3年度狛江市一般会計決算について,認定に反対する立場から日本共産党狛江市議団の討論を行います。  本決算は,日本共産党狛江市議団が求めてきた高校生相当年齢の子供の医療費助成制度,待機児童解消のための六小放課後クラブや寺前小学生クラブの開設,三中への自閉症・情緒障がい固定学級開設,そして災害対策では自動起動装置付き防災ラジオを避難行動要支援者に貸与する制度,止水板設置工事への補助制度が盛り込まれており,これらは評価ができます。  しかし,新型コロナウイルス感染拡大の長期化で市民生活への影響も大きくなり,暮らしや営業が厳しさを増しており,市としてできる支援をもっと行うべきだったと考えます。昨年度実施した新型コロナウイルス感染症対応事業29億円余りは,国や東京都の交付金などを活用しての実施がほとんどであり,それに加え市として市民生活支援等を実施するべきでした。  昨年度は23億797万2,000円の黒字となっており,令和2年度と比較しても大幅に伸びています。決算審査の中で明らかになったことは,実質収支額は標準財政規模の3%から5%が望ましいとされていますが,昨年度は13.2%となっています。過去の推移は平成29年度が6.7%,30年度が6.7%,31年度が5.8%,令和2年度が9.7%となっており,いずれも5%以上の数値となっています。  自治体の財政力の強弱を示す指数である財政力指数は,単年度で0.821です。人口規模が同じ類団区分の国立市や福生市などを加えた9市での類似団体等は,令和3年度の平均の財政力指数は0.835となっています。そして,全国の類似団体は,埼玉県では蕨市,和光市,千葉県銚子市など62団体であり,令和2年度の全国の類似団体の財政力指数の平均は0.51,狛江市は0.88で,62団体中3位ということです。  そして,将来支払っていく可能性のある負担の指標である将来負担比率は,一部事務組合なども含まれますが,この比率が大きくなるほど財政運営上の問題が生じる可能性が高くなるということです。令和3年度決算の将来負担比率はマイナス4.5%で,初めてのマイナスとなりました。多摩地域の類似団体等の平均はマイナス6.9%です。令和2年度の将来負担比率の全国の類似団体平均は24.9%で,狛江市は6.3%,62団体中25位ということです。  そして,地方自治体における一般財源の規模に対する借金等の割合である実質公債費比率は1.4%で,多摩地域の類似団体等の平均は1.3%,令和2年度は全国の類似団体平均は5.7%,狛江市は1.7%で,62団体中3位だということです。  全国の類似団体との比較では,狛江市は上位に位置していることが分かりました。長年の財政確立の努力の結果です。そして,配当割交付金と株式等譲渡所得割交付金は大幅に伸びており,株に投資できる資産家が活発に取引を行った結果です。  一方,コロナ禍でこまYELLでの相談者が増えるなど,貧富の格差の広がりが推察されます。こうした状況を踏まえ,市の独自支援が必要だったと考えます。今後については,改善してきた財政力を生かし,市民生活支援への一層の取組を求めます。  次に,市民参加と協働についてです。  市民センター改修基本構想(案)と新図書館整備基本構想(案)についての市民説明会が9月7日と10日の2回にわたり開催されましたが,9月1日号の広報で市民説明会の開催を掲載し,広報発行日から僅か4日後には締切日であり,周知と申込み期間があまりにも短過ぎます。  市民センター・図書館問題は市民からの反対意見もあることと,公共施設という大きな問題であるので,市民に対しもう少し早く周知する必要がありました。市民説明会の中でも,周知期間が短過ぎるので再度の説明会開催を求める意見がありましたが,市のホームページで説明動画を見られるようにしてあるので,説明会の開催はしないということです。インターネットの環境が整っていない人は見ることができず,しかも質疑もできません。再度の開催を求めます。  そして,市民説明会では参加者からは,今回の中央図書館の分割・移転については市民参加がなされておらず,見直しを求める意見が出されました。アンケート結果が出た後,なぜ変更したのかなどの意見です。狛江市の市民参加と市民協働の推進に関する基本条例第5条では,大規模な施設の設置に関する方針や変更も市民参加の対象であり,基本的な考え方でも既存施設の移転や廃止,統廃合なども市民参加の対象に含むとされています。  しかし,今回の基本方針策定に当たり,中央図書館の分割・移転そのものについては,2017年の市民センター増改築等調査委託報告書と,2020年に実施した狛江市民センター(中央公民館・中央図書館)に関するアンケートでも全く記載がありません。  決算特別委員会の質疑の中で,アンケートの選択肢の一つに,既存改修プラス別棟改築案があるが,別棟がどのような機能になるということまでは示していない。図書館が移転することを直接伺っているものではないという答弁でした。
     中央図書館の分割・移転については,一度も市民には聞いていません。狛江市の市民参加と市民協働の推進に関する基本条例では,第5条では「市の実施機関は,次に掲げる行政活動を行おうとするときは,あらかじめ市民参加の手続きを行わければならない」とし,その中で,(4)の部分では,「市民の公共の用に供される大規模な施設の設置に係る基本計画等の策定及びその利用や運営に関する方針又はそれらの変更」も市民参加の対象としています。  そして,狛江市の市民参加と市民協働の推進に関する基本条例の基本的な考え方の9ページでは,次のように書かれています。「「市民の公共の用に供される大規模な施設」とは,広く一般市民が使用する会館,ホール,公園等の公共用の施設をいう。「施設の設置に係る基本計画等の策定及びその利用や運営に関する方針」に加え,「又はそれらの変更」を加えたのは,既存の施設の移転や廃止,統廃合,あるいはそれらによる跡地利用計画(学校統廃合や施設再配置による跡地活用や処分計画等)等も対象に含めることとしたものである」と説明しています。条例の規定から,既存の施設の移転や廃止なども市民参加の対象に含めることとなっています。  つまり,今回の中央図書館の分割・移転については「既存の施設の移転」となりますので,あらかじめ市民参加の手続を行うべきでした。しかも,決算質疑の中で,中央図書館の分割・移転についてあらかじめ市民参加の手続を行ったのかとの質問に対し,そのことへの答弁ができず,市民参加の手続が行われていないことが明らかとなりました。  また,決算特別委員会の中では,基本方針として決定したものであっても,方針として変更することはできると考えているとの答弁がありました。しかし,これまでの説明会では,変更を求める市民の意見に対し,市として基本方針に沿って進めていくこととしていると繰り返し市民に説明してきました。そして,令和2年度決算審議での鈴木えつお議員への答弁でも,市の方針として決定をさせていただいたと答弁しており,方針は変更しない旨の発言でした。  決算特別委員会での方針として変更することはできると考えているという答弁は,これまで市民や議会へ説明したことと違います。もし方針の変更も可能だというのであれば,最初の時点に立ち返るべきではないでしょうか。  議会は行政をチェックする役割があります。今回のように条例にのっとった手続がなされておらず,事業が進められることについて,異議を唱えるべきであると思います。市民からの意見を聞く前に,市が狛江市民センター改修等基本方針を決定してしまったことに,市民の方々は驚きとともに憤りを感じているのです。  参加者の声です。分割は図書館の仕組みとしてあり得ないのではないか。市民の意見を聞いていない。アンケートを求められたが,その中には分割案が入っていないのになぜなのか。どこで誰が決めたのか分からない。蔵書が少ない。ゆったり座って読めない。本当に検証されているのか。  また,司書の資格を取るために大学へ通っているという女性は,レファレンスカウンターがない図書館を知らない。人口が少ないから蔵書が少なくてよいわけではない。参考図書の充実と学習スペースが必要。この意見に対して,市は,学習スペースは市民センターにあると答えられていました。新図書館,座れるスペースを確保するという説明もありましたが,資料を広げて勉強をしたい場合は市民センターへ移動するのでしょうか。また,市民センターで子供の本を借りて,親も本を借りたい場合は,新図書館へ移動しなければならないということになります。そうした不便さも出てくると思います。中央図書館の分割・移転方針は見直すべきです。  あと,先ほどの討論の中で,長々と議論をしてきた,このような発言がありましたが,議員として質疑をするのは当然のことであります。しかも,時間の範囲の中で責任を持って行っていることですので,こうしたことは議員の発言の封鎖とも取られるのではないでしょうか。しかも,職員のことを操り人形と例える,こうしたことも不適切な発言であると思います。  以上を申し上げ,令和3年度の決算は不認定といたします。 136: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 18番佐々木貴史議員。 137: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 令和3年度狛江市一般会計決算について,狛江市議会公明党の意見を申し上げます。  令和3年度予算特別委員会の審議の中で,私どもからの質疑における答弁で松原市長から,令和2年度の新型コロナウイルス感染症との戦いを振り返り,職員は感染拡大の防止に向けて全力を挙げて取り組み,また多大な影響が生じた市民生活や市内事業者の経済活動への支援に向けて取り組んでいただいたところです。また,市民の皆様,事業者の皆さんにも大変な御負担をおかけしておりますけれども,今後も国・東京都と連携いたしまして,市としてできる支援を引き続き行ってまいりたいと考えております。残念ながら,新型コロナウイルス感染症の収束にはいまだ至っておりませんけれども,現在新型コロナウイルスワクチン予防接種に向けて準備を進めているところです。この予防接種が感染の収束に大きな役割を果たすものでありますので,希望される方が安心して円滑に接種できるよう進めてまいります。これを乗り越えた後,誰もが希望と活力を持って安心して生活できるよう,もう一頑張り,市と市民,事業者の皆様一丸となって取り組んでまいりたいと考えておりますと,このように難局に立ち向かう強い決意のこもった答弁をされました。  令和3年度の市政運営は,松原市長が示された方向に進めることができたのか。また,前年の狛江市政50周年という大きな節目から次の50周年に向けて,市民とともに進んでいくことができたのか。こうした視点から決算特別委員会に臨みました。  まず注目すべきは,新型コロナウイルス感染症対策です。令和3年度からワクチン接種が開始され,その準備から実際の接種に至るまでには様々な御苦労があったことと思いますが,狛江市医師会はじめ三師会の皆様,そして慈恵第三病院とも連携を密にされるなどを含め,市長をはじめ現場の職員の皆さん方の知恵と工夫により,狛江市のワクチン接種の取組は先進的な取組としてマスコミや国会審議でも取り上げられ,狛江市のワクチン接種は全国の模範となりました。  また,ワクチン接種だけではなく,コロナ禍により苦しい生活を余儀なくされた方や経済活動が低迷する中での市内中小企業への支援策などについても,市独自の財政出動に取り組むなど,市民生活を最優先にする,こうした施策をしっかりと執行した市政運営となりました。  また,注目すべき点は水害対策です。令和元年東日本台風による災害を踏まえ,中長期計画に基づく対策を着実かつ迅速に進め,また機動力のある大型の排水ポンプ車を配備し,また避難所の開設状況,混雑情報をネット上で確認できる体制を取るなど,市民の不安を払拭する安全・安心なまちづくりへも着実に進められてきました。  財政運営については,当初予算では国においても厳しい状況が見込まれていましたが,令和3年度の国税収入は過去最大を更新し,国の財源不足が大幅に改善され,狛江市においては普通交付税が追加交付され,臨時財政対策債は大きく減額することができております。  こうしたことにより,令和3年度決算の基金残高は財政調整基金が初めて20億円を超え,市債残高は減額し,中期財政計画に定める財政規律を遵守してきた結果,これを改めて実感させられました。  このほかにも狛江市人権施策推進指針の策定,庁内のデジタル化を推進,市民参加による市民センター改修等の基本構想改定に向けた検討の推進,職員の働き方改革の推進,市の魅力発信への取組,高齢者・障がい者施策の推進,生活に困窮される方への支援を充実,子供の貧困対策としての制度の拡充,保育園・学童クラブの開設など子育て環境の充実,令和3年4月1日,松原市長によるゼロカーボンシティ宣言により再生可能エネルギー100%由来の電力導入,地区まちづくり協議会などによる市民参加・市民協働,市民によるまちづくりの推進,道路整備や公園整備の計画的な推進,人権教育の推進,コミュニティ・スクール制度に向けた検討,通学路への防犯カメラの設置,市民参加による新図書館基本構想の検討・推進など,各部・各課で掲げた施策を着実に推進されました。  また,令和3年度の公共施設改修では,五小,六小,和泉小の体育館に,停電時でもガスにより稼働する電源自立型空調機が設置され,狛江市内全校の体育館に空調化が完了しました。この体育館へのエアコン設置についてはこれまでも確認をしてきましたが,狛江市内全校の体育館にエアコンが設置された結果を踏まえて,改めて触れさせていただきます。  この設置に向けた経緯を遡れば,平成30年の東京都議会第3回定例会で,災害時には避難所にもなる小・中学校体育館へ早期にエアコンの設置を求める都議会公明党の代表質問に対し,小池都知事が「来年夏からの対応を見据えて補正予算を編成するなど,緊急的な対応を行って,区市町村を支援してまいります」と答弁されたことを受け,私ども狛江市議会公明党は松原市長に小・中学校体育館にエアコン設置を求める緊急要望を提出。さらに中島よしお都議会議員とともに松原市長に面談,東京都の動向等も伝え,改めて小・中学校体育館への迅速なエアコン設置を強く求めました。  これに対し,松原市長は直ちに担当課に指示をされ,職員の皆さん方が着実に事業を進められた結果,平成31年度の狛江第一小学校体育館へのエアコン設置をスタートとし,順次各小・中学校への設置工事が順調に進み,令和3年度中には市内全ての小・中学校体育館にエアコンが設置完了となりました。  私どもはこの間,体育館へのエアコン設置が遅滞なくスムーズに,何より安全で着実に推進できるよう,毎年の予算案には目を光らせて確認し,責任を果たすために予算に賛成し,その予算執行を見守ってきました。継続的な結果として,全校の体育館にエアコンが設置されたものと自負するものであります。  決算特別委員会では,私どもの総括質疑の答弁で,各部における今後の課題についても共有することができました。よりよい狛江市政の発展,そして狛江市の成長のためにも,その課題に立ち向かい,松原市長が掲げる「人にやさしいまちづくり」をこれまで以上に市民が実感できる市政運営を要望し,私ども狛江市議会公明党は令和3年度狛江市一般会計決算を認定といたします。 138: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 4番加藤功一議員。 139: ◯ 4 番(加藤 功一議員) 立憲民主こまえを代表しまして,令和3年度狛江市一般会計決算の認定について,賛成する立場から討論させていただきます。  令和3年度予算編成方針で松原市長は,狛江市においても,各分野において,市民生活をより良いものに変革するデジタルトランスフォーメーションを進めていかなければならない。コロナ禍前に後戻りすることなく,これからの50年に向け,新たな日常への予算とする。コロナ禍により,より限られた予算となることから,単に増額の要求をするのではなく,大胆な予算の組替えや,スクラップ・アンド・ビルドの観点からメリハリを持った要求としていただきたいとし,狛江市の予算編成が行われました。  令和3年度一般会計当初予算は303億2,000万円,前年度比3億9,100万円,1.3%増でした。歳出では令和元年東日本台風による災害を踏まえて,排水樋管の遠隔制御化,排水ポンプ車の導入などの豪雨浸水被害対策と同時に,浸水被害の中長期対策のための調査・検討費用が計上されていました。その検討内容の報告として,本年7月に東日本台風と同規模の雨量においては今後一切浸水を生じさせない大規模な対策を2030年までに行うと,市民説明会で示したことを評価いたします。  子供の貧困対策の一環として,我々が求めていた養育費受取支援制度の創設や,高校生世代の医療費助成制度を設け,対応されました。保育園に加え,学童クラブの待機児対策として,寺前小学生クラブや,第六小学校放課後クラブの新規開設,児童発達支援センターの通所クラスの定員拡大,第三中学校への自閉症・情緒障がい特別支援学級の新設,小・中学校施設の改修などを実施し,子育て対策に御尽力されています。  脱炭素社会に向けては,庁舎への再生可能エネルギー100%由来の電力の同意を行い,ゼロカーボンシティ宣言を具体化する取組の足がかりをしたことを高く評価いたします。  そのほか,新規事業として重度訪問介護利用者大学等就学支援事業,障がい福祉サービス事業者等支援事業などが盛り込まれました。  その後11回の補正予算が組まれ,57億8,603万7,000円が増額され,繰越事業費繰越財源充当額4億7,426万415円を含む予算現額は365億8,029万7,415円となりました。令和3年度は国からの感染症対応補助金が多い年でしたが,市独自政策として市民や事業者間の公平性を保ちながらの支援策を工夫されたことを評価いたします。  令和3年度決算認定に当たり,立憲民主こまえは令和3年度予算の執行について,議会で議決された予算に基づいて事業が無駄なく適切に執行されたのか,実施した事業が効率的に実施されたのか,実施の効果があったのか,実施した事業について改善でき,来年度予算に反映できることがあるのかについて審査いたしました。  歳入では予算現額365億8,029万7,000円に対して,調定額が360億4,150万3,618円,歳入決算額は358億4,301万777円となり,予算現額に対する収入率は98.0%,前年度比0.2%増となっています。また,調定額に対する収入率は99.4%で,前年度比0.1%となっております。  個人市民税やたばこ税は増となりましたが,法人市民税や固定資産税は減となり,市税全体の収入は減となりました。市民人口は今後緩やかに減少する見込みですが,個人市民税減の影響がまだ生じていないことを確認いたしました。  一方,各種税に連動する交付金では,消費の回復等により地方交付税や法人事業税交付金等が増,令和2年の国勢調査人口等が反映され,地方交付税は増となって,市税,各種交付金,普通交付税を合わせた経常一般財源が過去最大を更新しました。  また,歳入の公民館等の使用料に関して,当初予算額より収入額が少ない科目については,その理由がコロナ禍の影響が大きく,施設利用が減少したことが原因であることを確認いたしました。歳出では予算現額365億8,029万7,415円に対し,歳出決算額は332億8,200万4,012円で,翌年度繰越額は12億7,930万4,000円,不用額は20億1,898万9,403円となり,予算現額に対する執行率は91.0%となりました。  財政面を見ると,経常収支比率は扶助費の増などにより経常経費充当一般財源は増となりましたが,地方消費税交付金の増等の税連動交付金や普通交付税の増による経常一般財源が大きく増えたため,87.7%と改善しました。将来負担比率は,借入額抑制により市債残高を減らし,基金残高を増やすことでマイナス4.5%と,初めてマイナスとなりました。  しかしながら,10年前の25位からは改善していますが,まだ多摩26市中16位と中位以下となっております。市税については,法人市民税の税率の引下げの通年化等による減もあり,前年度比0.3%の減となりましたが,市税合計の徴収率は99.4%と,多摩26市中2位となっており,上位に位置しています。そのため,東京都の市町村総合交付金による経営努力割による交付を得られていることを評価いたします。  令和3年度の普通交付税は,臨時財政対策債振替額が増となったものの,基準財政収入額の減と基準財政需要額の増により約23億3,000万円で,前年度比約9億6,800万円の増で,約71%の大幅増となりました。極めて硬直性の高い義務的経費は,扶助費の増などにより171億4,999万2,000円と,前年度比17億7,687万6,000円,11.6%の増となり,歳出全体の51.6%と5割を超えています。今後も引き続き扶助費増加傾向に変わりはない見込みでございます。  社会保障費は138億円となり,歳出総額に占める割合は42%を占めており,平成24年度の76億円から10年間で約2倍と増えており,今後も社会保障費は高齢化により増加することが見込まれるため財政運営は厳しくなると思われます。  中期財政計画に定める財政規律,決算余剰の2分の1以上を積み立てたことにより,基金全体の残高は8億3,987万4,000円,17.8%の増となりました。財政調整基金残高は20億517万2,000円となり,初めて20億円を超えました。しかしながら,市民1人当たりの基金残高は6万7,000円で,多摩26市の平均10万1,000円と比較すると,まだ大分低い状況です。今後も社会保障費の増加や小・中学校等の公共施設の更新・改修に備え,引き続き積み増していく必要があります。  市債は,建設事業債と一般財源の不足を補うための臨時財政対策債がありますが,令和3年度の借入額は建設事業債が5億9,110万円,臨時財政対策債が5億円で,合計10億9,110万円で,建設事業債は25.3%増,臨時財政対策債は28.3%減となりました。中期財政計画に定める財政規律に基づいた発行抑制により,市債残高が184億2,670万3,000円となり,前年度比5億2,315万4,000円,2.8%減少したことを評価いたします。  特に,名称に債と付きます借金である臨時財政対策債について,令和3年度の発行可能額15億2,292万4,000円に対して,実際の発行額は5億円として借金を抑制しました。約10億2,292万円の発行を抑制をしたことは,財政を硬直化させてきた公債費負担の軽減など,将来負担の抑制につながりますので評価いたします。  しかしながら,令和3年度の市民1人当たりの市債残高は22万2,000円で,10年前の27万6,000円から5万4,000円ほど減りましたが,多摩26市平均は19万3,000円であり,26市中18位と,1人当たりの残高はまだまだ高い状況です。引き続き財政規律に基づいた発行抑制は必要であると私たちは考えております。  市債として市が借り入れ,償還していく借金である臨時財政対策債等を除いた経常収支比率は,平成24年の102.0%から令和2年度93.7%,令和3年度は90.3%と,前年度比3.4%と改善しました。公債費負担比率についても平成24年の15%,多摩26市中最下位から,令和3年度は前年度比0.6ポイント改善で8.0%となりました。26市中17位と初めて10番台となりました。しかしながら,まだ類似団体平均より高い状況にあります。引き続き抑制に取り組んでいただきたいと思います。  令和3年度に実施した事業では,就労・創業支援事業が創業や創業準備,就労につながっていること,プレミアム付商品券事業が消費喚起につながっていることなどを確認させていただきました。狛江市としても,受験生チャレンジ支援貸付事業,ひとり親家庭高等職業訓練促進給付金のような,将来につながる投資型の事業を増やしていくことを期待いたします。  また,狛江市の支援教育の取組は先進的な内容の事業があることも特筆すべきと考えております。例えば,教育支援サポーター養成講座や知的障がい児童のモデル事業など,新たな支援教育施策に挑戦していただいていることを評価し,引き続き狛江の子供たちが一人も取り残されずに幸福に育つ環境づくりに御尽力いただくことをお願いいたします。  最後に,このたび私たち立憲民主こまえは,感染症対応が社会の最重要課題であった令和3年度狛江市決算審議において,改めて公共サービスの意義を実感する中で,狛江市の職員体制を中心に確認させていただきました。  令和3年(2021)年度末時点で正規職員に対して,非正規である会計年度任用職員の数がおよそ80人も多くなっていました。私たちが3年半前に市議会に登壇した頃は,正規職と非正規職が同数くらいでしたので,この3年半の間に非正規職員がおよそ100人近く増えたことになります。この非正規職員の増加は,提供すべき公共サービスにおいて正規職員が不足していることを補うために非正規職員が増しているのではないかと私たちは考えました。同時に,非正規職員が正規より多い現状で,正規職員の負担も増していることを危惧しました。  実際に確認させていただいたところによると,令和3年度の職員の超過勤務時間が前年よりも増えており,感染症対応により職員の職務内容の負担が増していることが分かりました。2021年度の職員体制から10年遡って職員体制を確認させていただき,6年ほど前から正規職員が現状の440人前後と変わらない一方で,臨時的なワクチン接種を含め,5部署が現在増設されております。このような体制の中で,非正規である会計年度任用職員が正規職員よりおよそ100人も多くなっているということになります。  こうした現状から,正規職員1人当たりの負担が増していることは,市長も御認識されていることを確認させていただきました。この現状では,感染症対応を経てウィズコロナ,そして少子・超高齢化が加速しているこれからの社会で,気候危機や複雑化する福祉対策など,新たな社会課題に対応していくには不十分な行政体制ではないかと私たちは危惧しております。  約25年ほど前から行財政改革として定員適正化計画を定め,正規職員を削減し続けてきたようですが,求められる行政サービスが多様化かつ複雑化する現状で,そろそろ定員適正化計画を柔軟に見直すべきではないかと思います。また,同時に新たな民間活用で市民サービスが向上する分野の研究を進めていただくことも必要です。  非正規職員に正規職員の代替は難しく,数としても正規職員が会計年度任用職員よりも100人少ない現状が健全な行政サービスを提供できる体制なのか,改めて御検討いただきたいとお願いいたします。  以上により,健全な公共サービスの体制づくりが狛江市民へのよりよい市民サービスにつながることを願い,立憲民主こまえの令和3年度狛江市一般会計決算の認定についての討論といたします。 140: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 休憩いたします。     午前11時43分 休憩     午後 1時30分 開議 141: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  1番平井里美議員。 142: ◯ 1 番(平井 里美議員) 私,平井里美は令和3年度狛江市一般会計決算の認定に反対の立場で討論いたします。  令和3年度決算は,令和2年3月に策定した狛江市総合基本計画の2年目に当たる年であり,新型コロナウイルス感染症が本格化して2年目の年でした。狛江市が感染症拡大防止対策を講じながらも市民生活や地域経済を支え,持続可能な社会の構築のための様々な事業を実施したことは大いに評価したいと思います。テレワーク推進,オンライン会議,成人式のオンライン配信,こまえ電子図書館の実施等,感染症との共存に対応するための施策やペーパーレス会議システムの運用など,積極的な取組がたくさんありました。  狛江市独自の自宅療養者への食料支援は,私も一般質問で強く求めてきた支援でした。市民からは,自分のまちの職員が電話をくれ安心した,市役所が自宅療養の不安に寄り添ってくれたなど,高く評価されました。  私自身は新型コロナ災害緊急アクションという支援活動に参加して2年目,全国の自治体議員とコロナ災害対策自治体議員の会というグループをつくり,聖イグナチオ教会や大久保公園でゴールデンウイークや年末年始に相談支援活動を行いました。狛江市をはじめ自治体の御協力をいただき,多摩地域で10数回の相談会を続けています。  狛江市内でも松崎議員と困りごと相談を続けながら様々な困難に直面し,追い詰められている方々と向き合ってきました。仕事を失ったり,事業不振で経済的困窮が進んだり,そのために住まいを追われる方が大勢いらっしゃいます。また,自身や家族の病気などで働けなくなるなど,こうした困難は個人の責任ではなく,社会の在り方の問題であるということを痛感しました。支援団体や弁護士,労働相談員の皆さんとともに学習会を持ちながら,国や東京都に対して制度の改善や新たな仕組みづくりの必要性を働きかけた年でもありました。  一般会計は歳入決算額約358億円,歳出決算額約332億円と,前年度より歳入決算額が約47億円,歳出決算額が56億円減少したものの,基金残高は約55億円と,前年度から8億円増加しており,新型コロナ災害が長期化する中でも堅調な財政運営が行われていることが分かりました。  しかし,それでもなお今回の決算審査に当たり,賛成することができない理由が2つあります。それは狛江市の課題でもあります。  まず1点目は,狛江市で格差の拡大が進んでいることです。市税収入について,歳入決算額は約128億円で,前年度より約4,000万円の減収となりました。しかし,個人市民税に関しては約2,700万円の増収となっています。個人市民税が増収となる一方で,こまYELLへの相談件数の急増やフードバンク利用件数が倍増しています。このことは狛江市における所得格差が拡大していることを示しています。狛江市が進める「人にやさしいまちづくり」が誰に対しても公平に行われるよう,対策を示していただくよう求めます。  2点目は,新図書館・市民センター改修計画への財政支出です。以下の3つの問題は,狛江市のまちづくりの在り方に関わる重要な問題であるため,改めて申し述べます。単なる批判としてではなく,まちづくりの在り方の中身が伝わるとうれしいです。  まず,条例軽視の問題です。狛江市の新図書館計画は,学童と地区センター廃止も含め,6つの施設の統廃合を行う新たな計画です。狛江市の市民参加条例には,方針策定の際,あらかじめ市民参加の手続を行わなくてはならないと定められています。しかし,市は条例を無視し,市長主導で計画を強行しています。  次に議会軽視の問題です。市民センター改修等基本方針について,市長は議会の承認を得ていると説明してきました。しかし,基本方針の内容については,専門委員会でも本会議でも審議されていません。昨年度の新型コロナウイルス感染症対策等の補正予算の中に,市民センター改修に関する基本構想を検討するための委託費が入れ込まれ,緊急即決議案として採択されました。議会を尊重するならば,基本方針を案として総務文教委員会に付託し,十分議論すべきだったと思います。  最後に,市民軽視の問題です。もし条例にのっとって計画が進められていれば,新図書館,市民センター改修のためのワークショップは,自分のまちの図書館がどうあったらいいのか市民同士が自由に語り合い,地域でのつながりを育む貴重な機会になったはずです。そのために大切な財政は使われるべきだったと思います。ところが,決定権を有する市長が決定権を持たない職員や委託業者を矢面に立たせ,市民との対立構造をつくり,市民同士がお互いを疎むような場にしてしまったのはとても残念なことです。  2014年,前市長が市民センター改修計画を中止せざるを得なかったのは,市民参加の手続を取らずに市民センター改修検討委員会を組織し,市が提示した改修図面の検討を強引に進めたからです。そのため,市は計画を撤回した際,市民説明会を開き,市民に対して市民参加が不足していたことを職員一同並んで謝罪するという事態になりました。  前市長が推進し,前市長が撤回した計画でしたが,謝罪したのは前市長ではなく,職務を遂行していた職員の皆さんでした。市民はこのことを忘れてはいません。だからこそ,市民にとっては松原市長が前市長と同じことを市民に対して行っているのは信じられないことなのです。こうした市長の市民を無視した強権的な進め方に対する市民の怒りは,至極当然のことであることを御理解いただきたいと思います。  こうした市の進め方に賛同しない市民や議会の声に対して耳を傾けようとしない松原市長の政治姿勢は,ともに創る文化育むまちを実現しようとする狛江市の将来都市像とは相反するものであり,狛江市の今後のまちづくりの在り方を左右する重大問題だと思います。そのため私,平井里美は令和3年度狛江市一般会計決算の認定に反対いたします。  以上です。 143: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番松崎淑子議員。 144: ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 2021年度(令和3年度)狛江市一般会計決算の認定について,賛成の立場から討論をいたします。  令和2年度からの新型コロナウイルス感染拡大は,令和3年度も収束が見られず,継続して子育て世帯や困窮者,事業者への支援対策が出され,夏の感染者の急増に対しては,医療を受けることができない陽性者の自宅療養対応などコロナ対策に追われました。  国からは新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金など,コロナ対策の交付金が拠出され,市でも11回の補正予算が組まれました。コロナ対策を進めながらも,市は健全な市民生活の維持に努め,決算では一般会計の実質収支は23億797万2,000円の黒字となっていることが報告されています。  実質経常収支比率,多摩26市中11位という数字は昨年度同様の水準です。公債費負担比率17位,実質公債費比率15位,将来負担比率16位,市民1人当たりの地方債残高18位と,積立金残高17位も同様に,過去15年の中では最高位となっています。借金が減り,積立金は順調に伸びていると考えられます。  過去,地方債残高が多く積立金が少なかったことで中期財政計画が見直され,財政健全化に向けて行政と市民が一体となって頑張ってきました。その結果,財政の健全化は順調に推移していることを評価いたします。  そこで,市民に我慢を強いることなく,高齢者も将来世代もともに活用できる市民生活に必要とされる事業も実行していくことを考える時期に来ているのではないのでしょうか。  市としては,財政状況も好転の方向ではあるけれども,少子・高齢化社会による扶助費の増大が予測されることと,公共施設老朽化による建て替えに備え,今後も基金積立てを増やし,市債を減らす中期財政計画の規律を守っていくとのことでした。  2001年度から始まった臨時財政対策債について,国からは起債翌年からの算入があり,ほぼ20年で算入が完了することが確認できました。国からの算入は発行可能額で計算されるということですので,臨時財政対策債の起債を抑制しなくても国からは発行額が戻ることも分かりました。  発行抑制することのメリットとしては,地方債残高の抑制,後年度の公債費の抑制,発行抑制した分についても,普通交付税の算定における基準財政需要額へ元利償還金分が算入されることでの普通交付税の増,これから生まれる一般財源による財政運営の弾力性の向上,そして財政状況の改善があるとの御説明でした。  しかし,臨時財政対策債は妥当な水準における行政事業に係る経費,つまり一定水準の市民生活を送るための経費としての国の支援策です。抑制することで市民生活が一定水準に達していないのではないか,注視していかなければなりません。  狛江市では,基本構想の下に様々な計画と事業に対する評価が行われています。妥当な水準における行政需要について,財政状況を鑑み,前向きな工夫を積極的に取り入れる姿勢を評価します。けれども,子育て政策を充実させ,23区や他市と比較して住み続けることを選択されるための施策はまだまだ不十分だと考えます。  例えば中学生の医療費無償化の所得制限撤廃など,今後実現の可能性があることなどは,このコロナ禍で生活が不安定なときにこそ実行することに価値があるのではないでしょうか。医療費無償化の200円の窓口手数料についても,負担をなくしている市もあり,疑問の声を聞きます。義務教育世代までの医療費完全無償化と,窓口手数料の無償化の早期の実現をお願いいたします。  また,狛江市は特別支援教育の取組について高い評価を得ていますが,現場の支援体制はどうでしょうか。全国的にも教室でのサポート体制の必要性や支援学級での介助員の増員への要望があります。ティーチング・アシスタントや子育てサポーター連続講座など,先進的施策の取組は評価いたします。しかし,支援体制に対する充足度はまだ十分とは言えず,市独自の人材配置の工夫があってこそ特別支援教育の理念が信頼に値するものとなるのではないでしょうか。特別支援教育の充実のために,現場のニーズに応える環境整備が必要です。  今後インクルーシブ教育を推進するためにも,支援員の拡充とそのための人件費の増額も検討すべきと考えます。子育てや教育に関しての施策を充実するために,臨時財政対策債を充てることは,将来世代の育ちに大いに貢献するものと信じます。  緑の保全にも積極的な一歩を踏み出すことを要望します。狛江市の財政は健全化が軌道に乗っている状況です。また,依然として超低金利が続いています。今決算特別委員会で作成していただいた過去3年における多摩26市の臨時財政対策債の発行抑制額の表によれば,2019年度,多摩の普通地方税交付団体17市の中で,臨時財政対策債を積極的に抑制しているのは狛江市と,基地を有し財政状況が比較的良好な福生市,この2市だけでした。2020年度は八王子市も抑制額が発生していますが,他市の傾向は同じで,ほぼ満額臨時財政対策債を発行しています。  財政再建を優先するか,市民サービスの拡充を選択するかの判断です。必要な政策の実行に臨時財政対策債を活用することを積極的に考えるべきです。緑化基金や臨時財政対策債を活用して,現市民,そして将来を担う市民生活に寄与する子育て政策や公園用地のための樹林地や農地の購入などの検討に着手することを要望いたします。  現在,生活者ネットワークは公園に出向いて,子供自身や公園に子供を連れてきている方に,狛江市の公園への要望や改善について聞き取り調査を行っています。子供たちは元気に遊び,子育て世代の保護者からは,狛江は住みよいまちとの評価の声も聞いておりますが,公園については前原公園や西河原公園などのように一定の広さがあり,遊具と自然の共存への要望が多く聞かれます。現状では小さい公園が多いので,公園をはしごしなければならないと伺いました。  また,農地が次々と宅地化され,売り出されていることへの懸念の声も多く伺います。8億5,000万円の緑化基金について,使い道の方向性や目標だけでも早急に市民に示すべきと考えます。公園の1人当たりの面積が多摩26市の中で最も少ないことを重く受け止めて,防災,災害時のあき地確保の必要性からも,具体的な用地購入の検討を強く要望いたします。  市民センター改修と新図書館建設については,今議会でも質問と答弁にそごが生じることがあり,市民参加の手法に対する意見の食い違いが表面化し,意見が平行線で収束が難しいと考えます。狛江・生活者ネットワークは,市民センター改修と新図書館の基本方針については,方針案の段階で市民の意見を聴取すべきだったと考えていますが,市は方針がつくられる前段階で市民参加は行われていたとの判断でした。  令和3年度予算特別委員会で,どの段階で,どの市民参加の手続をしなければならない,ということを市民参加と市民協働の審議会で検討していただき,条例の見直しを行うよう諮問することを要望いたしました。その上で予算には賛成いたしました。そして,昨年令和3年第4回定例会一般質問では,今後も踏まえ,このように市民参加の手法に意見の食い違いが起きた場合は,第三者機関に判断を委ねることが解決策となるのではないかと提案しましたが,いまだになされておりません。このまま強行することは,市民参加の不信感につながります。公平な視点で硬直化した状況を判断する場や機関を設け,狛江の市民参加への信頼を獲得するための検討をお願いいたします。  市民の声を聞き,今この状況で何が求められているか,このタイミングでどの政策を打つことが狛江市にとって有益か。必要なことは臨時財政対策債の抑制を緩めても実行するべきです。来年度予算では,この討論で申し上げたことについて,前向きに検討されることを注視してまいります。様々な課題を整理し,市民生活の向上が図られることを願って,討論を終わります。 145: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 5番三宅まこと議員。
    146: ◯ 5 番(三宅 まこと議員) 令和3年度狛江市一般会計決算について,認定する立場で討論を行います。  年度末の議会,このまちにジンチョウゲの香りが漂う中,新しい年度が始まりました。やがて金木犀の香りが,つーんとする秋。この秋に決算特別委員会が開催されました。今年の夏は,特に暑い日が多かったですね。選挙も行われました。それでもやかましかったセミは,いつの間にか鳴りを潜め,高い空には秋の雲がたなびくようになりました。  さて,決算特別委員会で,ほかの会派は全体的,総体的な多くの質問をしていただきましたが,私はある程度絞って,この4つのテーマを申し述べました。  1つ目はくじ引民主主義,これに関しては後で詳しく申し述べます。  2つ目は令和3年度,公共施設での再エネ100%電力の調達先の変更がございました。この電気代に関するビフォーアフター実績等を確認させていただきました。  3つ目は令和3年度中の保育園の定員割れ等,経営状況を確認させていただきました。  4つ目は狛江駅の玄関口となる北口の噴水広場,残念ながら噴水の機能は現在ろ過機能を逸失しています。これらの令和3年度メンテナンスコスト及び人件費並びに今後の見通しを確認させていただきました。  御答弁では,この協議会やまちづくりグループの検討も参考に,撤去も含めた在り方への議論を進めていくという,こんなお話を頂戴することができました。  さて,本日は大きく1つ目の話,くじ引民主主義,これにフォーカスを当てたいと思います。委員会でも確認しましたが,無作為に選ばれた市民が討議を行い,行政の意思決定や政策に反映させる,市民参加というよりも市民により市政参画の新しい在り方と言ったほうがもしかしたら近いのかもしれません。  この委員会での質疑で,私から狛江市市民参加での課題は何ですかとお尋ねしました。市からは,この審議会等の公募市民の固定化や高齢化,こういった課題を伺いました。それでも今日私がお話ししたいのは,私自身が反省しなくてはいけないと思うからであります。  私は議員になって2期目の終わりが近づいてまいりました。この委員会での私の発言の中で,気持ち声高な調子で,この狛江市の審議会等では少数の声の大きな方,御高齢の方の意見が見られるというお話を私から申し上げました。反省しなくてはいけないのは,そうした方々の意見をないがしろにするのではないかと受け取られかねない発言だったのかなと思うからであります。あるいはこの審議会等で声の大きな人が発言するというやり方を否定して,どうせ多数決で決めるのだから耳を塞いでしまおうと,こういう考え方もいけないのかなと思うわけであります。  そもそも議会とは意見の分かれる案件であっても,意見の違う市民の代表として手続を踏まえた議論を行い,最終的に意思決定をしていく。こうした理解にはそれほど間違いはないのだろうと思います。  ある政治評論家が民主主義はとてつもなく愚劣で手間のかかる方法だけれども,ほかに方法はありますかと発言されたお話を紹介いたしました。果たしてそうなのだろうか。この政治のプレーヤーである私は,少しもやもやが残りました。しかしながら,そもそも人間というものは人の意見にはあまり耳をかさず,実際自分の意見を押し通す,往々にしてそういうものかもしれません。私も実際の話,かなりそうだと思います。  だからこそ,違うやり方,少数の声の大きな方,ノイジーマイノリティーよりも,声をあまり上げない圧倒的多数の方,サイレントマジョリティーの意見をどう吸い上げていくのか,そうした研究は諦めてはいけないはずであります。  狛江市からは,審議会等の公募市民の固定化や高齢化が課題と伺いました。だとすると,このサイレントマジョリティーの方,あるいは若い方の意見をどのように市政に反映させていくべきなのか,その研究を怠ってはいけないはずであります。  9月に狛江Marketという若い方中心の市民主体のイベントが開催されました。この主催者発表では2日間で3万人もの人たちが狛江駅周辺会場に訪れたそうであります。同時開催しておりました泉の森テラスにも多くの人が流れ,空前のにぎわいが生まれました。  圧倒的に多かったのは,狛江の子育て世帯を中心とする人たちでありました。こうした方々と御縁をいただき,いろんなお話ができたわけですが,市政に関して様々な御意見を私は伺うことができました。この狛江市を自分たちの手で良くしていきたい,そうした主体的な考え方を持つ人々を一人でも多くこの狛江市につなぎとめていく必要があるのではないかなと,このように思います。  無作為に選ばれた市民が討議を行い,行政の意思決定や政策に反映させるくじ引民主主義,この考え方を提唱される吉田教授によりますと,この正当性を持って機能させるための条件は,5つあると。  1つ目は討議する目的と反映のさせ方をあらかじめ明確にしておくこと。2つ目は抽出された市民の属性がこの社会の構成,狛江市の人口特性に反映されていること。3つ目は事前に十分な情報提供があること。4つ目はファシリテーターなどを介して公正な討議が確保されること,最後5つ目,議論の透明性と参加者のプライバシーが保障されること。以上が必要だというふうに御指摘なさっています。  この委員会では,くじ引民主主義のグループを執行部の方にシミュレートしていただきました。例えばこの市民参加,20人のグループを最新の人口属性に当てはめると,0から19歳が3人。20から39歳が5人。40から59歳が6人。60から79歳が4人。80歳以上が2人。男性10人,女性10人というグループになると。これはまさに狛江市の縮図。どういう議論が行われるのか,あるいはどういう結論が導き出されるのか。もしくはその意思決定するという責任感,この重さをどう感じられるのか,興味が尽きません。  民主主義はとてつもなく愚劣で手間のかかる方法だけれども,ほかに方法はありますかと政治評論家が発言された話,政治のプレーヤーである私は決して手続の方法論を諦めてはいけないのだと思います。今日よりも明日のほうが良くなる日本をつくりたいと思います。若い人たちに希望を持たせたいという強い信念を持ちたいと思います。  そうであれば,この草の根の狛江市における政治の意思決定に老若男女,特に若い人たちも含めて,堂々と意見を言える場をつくっていかなければいけないなと,このように思うわけであります。  このくじ引民主主義,実際にやるとなると研究が必要,来年度事業でどれに当たるのか,そうしたことも含めて不断の御研究をお願いしたいと思います。新しい民主主義の具体的な研究であります。このことをお願いいたしまして,令和3年度狛江市一般会計を認定させていただき,討論といたします。 147: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 6番辻村ともこ議員。 148: ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 令和3年度狛江市一般会計決算の認定に対し,賛成の立場から討論をさせていただきます。  令和3年度の狛江市決算について,まずはコロナ禍において大変苦境にあるにもかかわらず市民に寄り添い,また進めなければならない事業を一定程度進め,行財政運営の改善努力を行い続けている市の姿勢に心からの敬意を持ち,評価いたします。  歳入総額は358億4,301万1,000円,前年度比47億8,888万9,000円,11.8%減,歳出総額は332億8,200万4,000円,前年度比56億1,736万2,000円,歳入歳出差引額は25億6,100万7,000円でありました。経常収支比率は前年度より2.0ポイント改善し87.7%,規律ある財政運営を中期財政計画の3つの規律にのっとり行う中,財政調整基金残高は初めて20億円を超えることができるなど,市債残高を減らし基金残高を増やすことで将来の負担の抑制に努める姿勢を評価いたします。しかしながら,将来負担比率を見ますとマイナスでありますけれども,26市中16位と位置してあり,改善が必要であることも見えてまいりました。  今後の日本の超高齢化社会,人口減少化,少子化,非婚化が進む中,さらなる積極的でかつ持続可能な自治体運営への取組が求められています。私は一般企業での実務経験を基に,狛江市の財政規模を大きくする方法を10年間提案してまいりました。それは個人事業主誘致であります。若者の創業支援モデル都市の創設であります。  理由として,狛江市の財政の特徴として市税収入の合計約128億円のうち,個人市民税の占める割合は53.6%,68億円強。これに対して法人市民税は2億9,000万円強,構成比率2.3%と,市の税収は個人市民税に大きく頼り,法人市民税が大変小さい状況が続いていることが確認できました。  特段,市の職員の皆様の努力を評価し,他市に対して大きく自慢できることは徴税率でございます。令和3年度も連続で都内2位をキープし,徴収率約99%と非常に高い徴収率でございます。これを高く評価いたします。  しかし,同時に現在ある税収額のうち既に99%の徴収率ということでありますと,市民税の収益をこれ以上上げることができないということでもあります。つまり,今後の狛江市の税収を増やしていくためには,税収の基となる要素,パイを増やしていく以外にないという視点は明らかではないでしょうか。  そこで,私は市内に点在する約6,000近い空き家,アパートなどの活用を,所有者,市内事業者達などと連携し,協働を模索し,持続可能な自治体経営のため,若者の創業支援に力を入れる創業モデル都市になることを提案いたしました。  今後,超高齢化が見込まれる社会において,また同時に超非婚化,超少子化が進む中いかにして安定した税収を確保し,安心・安全はもとより,にぎわいのある豊かなまちづくりをするのか。この決め手は,長く住み続けていただく若い世代に流入していただける魅力あるまちづくりを提案する以外ないと考えます。  私はその1つのオプション,また1つの方法として,いつの時代も日本を支えてきたのは若者の創造力と情熱とやる気であり,まだ若く自己資金などがない。先を行く大人が支援をし育てていくことは,大変重要な取組であると考える次第です。  国の人口が少なくなっているのであれば,一人一人を大切に育てる力を大きくすることが大切と考えます。そこで,若者創業支援モデル都市を提案させていただきました。ぜひ本件は市長に具体的な検討を始めていただきたいと要望させていただきます。  そのほか市の収入減として,コロナ禍で落ち込んでいた広告収入やネーミングライツ,動画広告など,LINEの活用を含め積極的な展開を次年度以降検討いただきたいと要望いたします。  少子化対策,人口流入施策としては,婚活,3世代同居,近居の取組,まちづくりとしては,都市計画マスタープラン改定及び立地適正化計画,防災指針に関する施策について,喜多見駅狛江市側改札口復活についての要望が市民から非常にまれに見る多さであったことが確認できました。今後,小田急電鉄とともに新しい改札口設置の検討をよろしくお願いいたします。  中央電力研究所の防災公園設置,都立公園誘致の状況,「生涯を通じて学び,歴史が身近に感じられるまち」としては,ストリートピアノ事業,歴史博物館資料館建設について,教育分野では都立狛江高校との連携についてお伺いし,一定の進捗と今後の展開は評価できるものと確認できました。  人生100年時代における健康寿命延伸施策として,どれだけ積極的な市民サービスと将来を見据えた自治体運営及び保険財政の管理を考えているかのバロメーターは,検診受診率だと考えます。検診による早期発見・早期治療は,どの分野でも必須です。誰も苦しみ,多額の医療費を払いたくありません。また,そのような状況を野放しにしておくことは地方自治体,ひいては国家の財政,保険医療制度の破綻にもつながりかねません。そういった状況にならないために,各地方自治体は積極的な健康診断受診促進を行う必要があります。  令和3年度の検診受診率を拝見いたしますと,総じて国と市の掲げる検診受診率目標50%を満たしていませんでした。特に,乳がん検診率,男性の職員の検診率は10%を切ることもあり,1桁台であることも確認できました。歯周病検診におきましては1%以下でした。これはゆゆしき問題で,早期の改善の必要があります。早期の改善と次年度における具体的な事業立案を要望いたします。  使用済み注射針回収の増額支援,手話通訳者・要約筆記者謝礼増額支援に感謝,評価いたします。そのほか,日常と災害を分け隔てなく考えるフェーズフリーの考えの基,狛江アレルギー缶バッジへの取組を評価,価値あるフェーズフリーの考え方への広がり,継続検討を要望いたします。  限りある時間の中での質疑の中で,12年間狛江市議会議員として市民の声を市政に届け,また新しい提案をし続け,よりよいまちづくりへの貢献をしてまいりました。令和3年度決算は大変厳しい社会経済環境下において,行財政効率化を推進しながらも基本計画の具体化のために施策を展開し,市民の安心・安全のためのまちづくり,人生100年時代に見合う福祉の視点のまちづくりなどを推進し,狛江市民のための施策の展開に各執行機関は努力したものと評価し,また次年度以降の改善に期待を込め,私,自由民主党所属辻村ともこは本決算を認定いたします。 149: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野芳子議員。 150: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 日程第14 認定第1号 令和3年度狛江市一般会計決算の認定について討論をいたします。  狛江市では前期基本計画の第4次基本構想に基づき,8つのまちの姿の実現のため30の施策を定め,各施策を推進するため101の方向性を定めて体系化し,さらに効率的・効果的に政策課題に取り組むため37の事業を重点化したとのことです。  令和3年度の決算は,コロナ禍においても災害対策を着実に進めるとともに,子育て支援の充実を図れたことが大きな特徴と確認できました。財政規律を遵守し,財政の健全化を着実に進め,将来世代への負担の軽減に努めたことを評価いたします。  働きやすい環境とは,職員一人一人が働き方を選ぶことができるように制度や環境を提供することであり,現在働き方改革推進プランに基づいて,各種のハード面,ソフト面の改革を進めているとのことですが,職員の能力や特性が発揮され,助け合って働ける環境を整えてください。  狛江市ビン・缶リサイクルセンターの業務は苛酷で,言わずと知れた重労働であるにもかかわらず,人間関係が良好で楽しく働きやすいと当事者の女性たちから聞いています。いかに大変な業務であっても,一緒に働く仲間や上司の関係がいいと,辞めずに長く勤務できるという例は,狛江市役所でもぜひ教訓にしてくださるとありがたいです。  健全化判断比率の将来負担費比率は,一般会計等が将来負担すべき連結負債の標準財政規模に対する割合ですが,前年度比10.8ポイント改善され,市として初めてマイナスとなりました。平成24年度に,中期財政計画を策定以来,規律ある財政運営により,財政状況はコロナ禍という非常時が続く中,健全化判断比率,経常収支比率,公債費負担比率など,安定的に改善されていることを評価いたします。基本,原則に忠実な財政運営は,危機管理にも有効だとの認識を持ちました。  徴税については,一般会計市税,国民健康保険税ともに現年課税分また滞納繰越分の徴税率が近年着実に進展し,令和3年度は一般会計市税の徴収率が26市の順位も同様に2位,また国民健康保険税の徴収率が26市順位は昨年度の2位から1つ上げて1位となりました。この主な要因として,多くの市民の方の高い納税意識がまず挙げられます。これは狛江市内外に誇れることです。  それに加え,納税課では滞納されている方に対し,文書,電話等に加え,令和4年1月からはショートメッセージサービス催告を導入し,早い段階から効果的に滞納者に納付を促すとともに,滞納状態が継続した場合には,税の公平性・公正性の観点から適切な滞納処分を実施し,徴収率の維持向上が図れているという確認ができました。  滞納処分等のノウハウの共有は,徴税吏員が2人1組のメンター制度により日常的にOJTを行うとともに,月1回の係会議で全体の情報共有を行うこと等によって知識・技術の継承を行っているとのことです。メンター職員の負担や資質によるサポートの差,またメンター職員側のメンタル面を含めたフォローなどにも地道な気配りをお願いいたします。  厳しい経済状況を鑑み,納税者からの相談には各種減免制度等の案内や福祉保健部との連携など,きめ細やかな対応に努めているということも分かりました。  狛江市では近年,東京都市町村総合交付金による経営努力支援割により交付を受けており,一般財源を補完し,市民サービスの向上と財政健全化が図れています。東京都市町村総合交付金の交付額は,記録が残っている平成21年度から令和3年度までの13年間で,徴税努力を含む経営努力支援割の合計は約32億7,200万円,内訳は平成21年度から23年度,これは矢野市政において4億6,374万9,000円,平成24年度から平成29年度,高橋市政においては16億8,493万9,000円,そして平成30年度から令和3年度,松原市政においては11億2,368万4,000円とのこと。御答弁で説明された努力の全ては,時に数字として結果を可視化します。結果はうそをつかないことが証明されたと言えます。  狛江市LINEアカウントについては,令和3年5月に開設し,新型コロナワクチン接種予約を中心に運用を開始し,狛江市公式LINEの友だち登録者数は5万人を超えているということを確認しました。現在では市政情報等の配信,市民課での届出や子育て等に対する各種問合せ,道路や公園,緑道の不具合に関する通報等でも活用しているとのことです。今後の運用により市民の市政への関心が高まり,安心・安全や緑の保全,公園の利用にも複合的な相乗効果を期待しています。  狛江には,現在進行形で魅力ある飲食店,行列のできる店が増えています。こまえ元気わくわく事業は平成20年度から隔年で実施している商工振興事業であり,この事業の効果が実感されます。令和3年度は,すごろくさんぽとして市内20店舗のお店を巡るスタンプラリー形式で実施しました。スタンプの絵柄はSDGsをテーマにし,SDGsアクションを自分ごとに感じてもらえるよう,子供から大人まで分かりやすいアクションをスタンプにした取組は,楽しみ,にぎわい,学びが一体化した大変レベルの高い事業であったことを評価します。  子育て・教育支援複合施設ひだまりセンターでは,子供の育ちの程度に関わらず,子育てを切れ目なく支援する施設として令和2年度にオープンしました。子ども家庭支援センター,児童発達支援センター,教育支援センターのセンター間の業務内容も浸透したことにより,より円滑な切れ目のない支援が可能になったとのことです。全ての子供が地域で安心して生活し成長できるように,地域住民や関係機関との一層の連携や協力体制を構築するとともに,ひだまりセンターが狛江の親子を丸ごと支援する中核機関としての機能を高める試行錯誤を続けてください。  地域コーディネーターを学校に配置する目的は,学校の立場を代弁しつつ地域の方の思いも理解できる橋渡し役となってもらい,学校と地域の継続した関係性の構築,地域との連携による教員の負担軽減,地域人材の学校への参画を促すことなどにあるとのことです。地域学校協働本部を社会教育課に設置するセンター方式を採用,本部には統括コーディネーターを配置し,本部が中心となって各校その他関係部署との情報共有,連携,継続性を担保していることが分かりました。  令和3年度は出前授業のメニューづくりに特化した事業を実施しましたが,今後は授業支援,見守り活動,放課後対策,部活動支援など,各学校における課題解決の支援にも取り組むとの方向性が示されました。  コミュニティ・スクール制度の導入に向け,地域学校連携支援マネージャーの活躍も想定され,狛江市は地域に学校が開かれていくイメージが見えてきました。静かな教育改革が進捗していることを歓迎します。  多世代交流拠点整備アクションリサーチ事業は,設置したワーキンググループでワーキング11回開催,拠点等の見学会を実施,住民懇談会3回開催,そして集大成として市民フォーラムを開催したという経過がつまびらかにされました。これらの企画を踏まえて,ワーキンググループで「市民協働事業「多世代交流の小さな拠点(まちの縁側)の整備に向けたアクションリサーチ」の最終報告書」を取りまとめ,市長に提出したとのことです。本事業における市民協働の実践こそが,新たな拠点の整備に向けた今後の市民協働の実践のモデルケースになるものとの御答弁には,積み重ねた実績の意味の深さと重み,未来に向けた希望を感じることができます。  狛江市第1次重層的支援体制整備事業実施計画では,支援,つなぎ,出会いの3つの重層化により支援体制の整備を図るとのことですが,市の地域活動団体と協働して,財源を含めた拠点の環境整備についてはしっかりと検討をお願いいたします。  令和3年9月より実施しているエコルマホールの改修事業は順調に進んでおり,令和4年9月末に内部の改修はおおむね完了し,引越しや運用開始のための準備も並行して進め,12月11日にリニューアルオープンする予定との答弁でした。快適になったホールのPRを効果的に行うことを要望します。これまでにも増した魅力ある公演を実施することで,エコルマホールのファンを増やし,狛江駅直結という地の利を生かしながら,狛江市の活性化と魅力あるまちづくりに寄与する事業を積極的に展開していくとのこと。雨にもぬれない駅直結の利点は灯台もと暗しとも言え,過剰な自信を持ってアピールをすべきです。今後の飛躍を大いに期待します。  平成30年3月に策定した狛江市空家等対策推進計画に実施が位置づけられており,前回の平成28年度調査から5年が経過し,把握できていない新規の空き家が発生していることから,今回の調査を行ったということです。空き家は単純に増えているのではなく,約半数が新陳代謝をしつつ結果的に微増となっていること,また空き家等の利活用に結びつかない理由として,狛江市が不動産市場において人気があり売買や賃貸の需要が多い,築年数の高い場合は耐震基準を満たしていない,道路に接道していないので再建築などができないなどの分析については納得ができました。行政主導ではなく,所有者や団体主導で空き家等を利用した好事例が見られることもあり,公共的利用の理解を訴えていくとのこと,念願の空き家バンクも10月から開始しました。長い努力の成果で機運が醸成してきている,このことを評価いたします。  出生率の減少が著しいですが,保育施設の需要が減っても子育ての不安や難しさが減るわけではありません。かえって手厚くすべき施策が浮き彫りになっていると思われます。保育の質の確保については各種研修等実施のほか,社会情勢の変化に保育施設が対応するため,日頃から情報共有や情報交換を行い,施設間の質の格差を生じさせないようにしたり,処遇改善等の支援により待遇面での拡充も図り,就業環境の向上に努め,安心して働ける状況に寄与していることが確認できました。客観的な評価や個別の改善について,常に意識する必要があることを指摘しておきます。  市では児童館の子育て広場や学童保育所の遊びの広場等で,子育て相談,一時保育事業,ショートステイ事業,育児費支援ヘルパー派遣,ファミリーサポートセンター事業などを行っていますが,現段階でも困ったときに気軽に利用できているのかといえば,そうではないと言わざるを得ない状況です。育児の不安を解消するためには,相談体制の強化と家庭在宅サービスの充実に尽きると考えています。特に家庭在宅サービスについては市内の事業所が少ないということもあり,今後検討すべき課題と捉えているところですとの御答弁のとおり,喫緊の課題と捉えて対応を急いでください。また,状況に合わせて保育施設の在り方も変わっていくことになるとの見解に賛同します。具体的な絵を描く時期も逸しないようにお願いいたします。  若者支援については,様々な要因によって生きづらさを抱えている若者が増えており,その問題が顕在化している中で,行政として支援を行う必要性については認識しているとの理解ある御答弁に対し,心から感謝いたします。  令和3年度は特定非営利活動法人非行克服支援センターに委託して,講演会(兼)個別相談会を実施しました。参加者からの要望,意見を基に,今年度からは個別相談会を拡充し,月2回の個別相談会を実施し,通年の相談支援につなげることと家族・当事者向け講座と支援者向け講座を実施するとのことです。  こういった施策は先駆的であり,狛江市は若者支援の先進自治体と言えると思います。問題を抱える若者が置かれている状況が様々であり,行政や他者との関係性を持つことが難しい状況にある方もいるため,当事者の方の状況に合わせた支援については実績と経験のある民間団体の実践例に倣い,情報収集に努め,発信方法を工夫し,積極的に助言や協力を取り入れることを要望いたします。 151: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 暫時休憩いたします。     午後 2時27分 休憩     午後 2時28分 開議 152: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。7番吉野議員。 153: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 社会福祉法人雲柱社は市内の保育園,児童館・児童センター,子ども家庭支援センターなど多くの施設の運営を担っていて,各施設の利用者も多世代にわたっています。社会福祉協議会のコミュニティソーシャルワーカーも今年度から3名体制となり,全エリアに配置されています。  答弁では,若者支援のための網羅的・総合的なネットワークづくりを進めるに当たっては,それぞれがこれまで市内でつくり上げてきた関係性を基にしたネットワークや,現場に寄せられる様々な声を相談窓口や居場所に生かしていくことも考えていく必要があるとの見解が示されました。子供たちのサードプレイスの必要性や,義務教育終了後の高校生以上の若者の相談の場や,地域とのつながりの重要性について,市の認識を確認できたことも大きな収穫です。  超高齢化社会の到来を誰もが実感していると思います。敬老金制度が始まった頃の1963年100歳以上は153人,1998年は1万人,2012年は5万人,そして2022年は9万人超えと急速に増加しています。佐久大学の唐鎌直義特任教授は,高齢者間の経済格差も広がっている。少額の祝い金を一律に支給するのではなく,全ての高齢者が安心して生活を送れるような政策に充てるべきではないかと指摘しています。狛江市でも事業の在り方の方向性について,早急な検討をしてくださるようお願いします。  平成22年,狛江市では民間委託したボックスランチ方式の中学校給食の異物混入が多発し,大問題となり,議会も混乱し紛糾しました。当時の矢野市長は,市民不参加の庁内の中学校給食在り方検討委員会を設置し,市民抜きで公共施設である旧第七小学校跡地への給食センターの整備を最善との考えを示し,庁議においてもこれを了承し,決定しました。  平成23年,市民参加手続提案制度分科会会議録によれば,当時の山岡委員長が給食センターを加えることは,市民参加でつくった計画の変更である。変更する時点で同等の市民参加手続で決めないと,その前で決めた市民参加は何だったのかということになる。密度とレベルの高い市民参加の手続で決めたことを変更する場合には,同等とまでは言わないまでも,少なくとも理念的にはほぼ同等の市民参加によって変えないと筋が通らない。とはいえ,計画変更したことについて,説明会は実施するという形で最小限の市民参加の手続は取った。ただ,市民参加と言えども,広く市民に知らせて参加するという意味では,手続的には近隣参加でしかなかった。市民参加手続としては不完全であったということは言えるとはっきりとした指摘をしていますが,矢野市長の姿勢や考えが変わることはありませんでした。  今振り返ると,当時矢野市長の市民のためのまちづくりを進めるという信念だったのかと推察します。市民センター改修と図書館の在り方に関しては,少なくとも平成25年から紆余曲折しながらも時間と経費と労力をかけて市民参加の手続を行ってきたことは事実です。今年6月の市長選挙では,中央図書館は分割・移転を中止し,現在地で充実させますと大きく公約に掲げた女性候補者は,狛江市民からは選ばれませんでした。民意が明確に示されています。このことを重く真摯に受け止めることこそ,多くの市民が望んでいることと判断すべきです。  100%の賛同や一致は難しいというのは周知の事実であるとすれば,選挙という正当な手続を経て市民の支持を得た市長の政策については,市民の総意という側面もあります。必要以上の批判や非難こそ市民軽視なのではないでしょうか。  本決算において,狛江市のコンパクトシティとしての特性が様々に発揮され,独自の事業や政策の進展が見られたと強く感じました。また,課題の抽出やその解決に関しても,コンパクトであるという利点が功を奏して対策を打ち出すことができていると思います。  災害対策,子育て支援,徴税業務,市公式LINEアカウント,子育て・教育支援複合施設ひだまりセンター,地域コーディネーター,多世代交流拠点,駅直結エコルマホール,空家等実態調査と利活用,保育の質の担保と家庭在宅サービスの充実,そして若者支援など,全てに地域住民の参加や関心・協力がまちづくりに最も求められているからです。  市域が狭いことで知り合いになる確率が高く,自分の住むまちに愛着が生まれ,育みやすいことは大きなメリットです。もともとある資源,与えられた条件をいかにプラスに変換していくかが自治体の知恵の絞りどころと考えます。  以上を申し述べ,厳しいコロナ禍でも狛江市の強みを生かした施策が実現できたことを高く評価し,本決算を認定する賛成討論とします。 154: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 以上で討論を終結いたします。  これより採決いたします。  日程第14 認定第1号 令和3年度狛江市一般会計決算の認定について,本決算に対する委員長の報告は認定であります。本決算は委員長報告のとおり認定することに賛成の方の挙手を求めます。     (賛成者挙手) 155: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 挙手多数と認めます。よって認定第1号は委員長報告のとおり認定するに決しました。   ─────────── ─ ──────────── ─ ─────────── 156: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 次に認定第2号の討論に入ります。4番加藤功一議員。 157: ◯ 4 番(加藤 功一議員) 令和3年度狛江市国民健康保険特別会計決算の認定について,立憲民主こまえとして賛成の立場で意見を述べます。  国民健康保険は平成30年度から安定的な財政運営や効率的な事業の確保等のため,都も国民健康保険制度を担うことになりました。令和3年度は歳入合計が79億7,738万7,000円で,そのうち狛江市国民健康保険税が16億4,797万7,000円で,構成比が20.7%。ほかに都支出金が54億2,288万8,000円で,構成比が68%となっています。歳出に関しては,合計が78億8,243万2,000円で,そのうち保険給付費が50億9,597万2,000円で,構成比64.6%,前年度比4億9,297万2,000円,10.7%増となっています。  国民健康保険特別会計については,令和3年度決算では国民健康保険税等の収入だけでは賄い切れない赤字の部分の5億2,000万円を一般会計から繰り入れており,一般会計を圧迫している要因となっております。  歳入に関しては,国民健康保険税の納付率が令和3年度で94.8%と高い水準にあり,納付期限までに納付されていない方に対して市が納付するように尽力されていることを質問にて確認いたしました。  令和3年度の総医療費は60億850万4,000円で,1人当たり約35万9,000円となっております。医療費が増える中,保険給付費の適正化について,データヘルス計画に基づきアウトカム指標(成果に対する指標)の目標を設定し,5つの保健事業(特定保健指導,糖尿病性腎症重症化予防事業,受診行動適正化指導事業,健診異常値放置者受診勧奨事業,ジェネリック医薬品差額通知事業)を実施していることを確認いたしました。  医療費の適正化の課題として,これまでの取組の内容に加えまして,国レベルで進められている電子レセプトのオンライン化が原則義務化されていることや,電子カルテの共有化に向けた議論など,医療分野の情報化の推進と医療情報の標準化といった取組を踏まえまして,医療分野におけるDX化の推進を前提として,情報を有機的に連携し最大限有効活用することができる取組を実現することが期待されておりますので,国に対して積極的に検討を進めていただけるよう要望してまいりますとの市からの御答弁がありました。私たちとしても医療費適正化の取組が早急に必要だと考えていますので,お取組を引き続きお願いいたします。  また,特定健診と特定保健指導の実績はコロナ禍でも健闘しており,確定している数値の令和2年度の実績は,26市の中で特定健診受診率は1位となっており,特定保健指導終了率は2位となっております。特定健診受診率の目標の60%に向けて,引き続き御尽力いただきたいと思います。  最後に,国民健康保険制度が安定的かつ持続的に運営できるよう,狛江市として東京都市長会を通じて,都・国に国民健康保険制度の改善,財政措置を引き続き要望いただくことを申し上げ,決算認定の討論といたします。 158: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 以上で討論を終結いたします。
     これより採決いたします。  日程第15 認定第2号 令和3年度狛江市国民健康保険特別会計決算の認定について,本決算に対する委員長の報告は認定であります。本決算は委員長報告のとおり認定することに賛成の方の挙手を求めます。     (賛成者挙手) 159: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 挙手全員と認めます。よって認定第2号は委員長報告のとおり認定することに決しました。   ─────────── ─ ──────────── ─ ─────────── 160: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 次に認定第3号の討論に入ります。14番鈴木えつお議員。 161: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 認定第3号,令和3年度狛江市後期高齢者医療特別会計決算の認定について,反対の立場から日本共産党狛江市議団の意見を述べます。  後期高齢者医療制度は平成29年度から令和3年度にかけまして,国の特例軽減制度が順次廃止され,低所得の高齢者を中心に保険料が大幅値上げをされました。令和3年度は国の均等割特例軽減7.75割軽減が廃止され,7割軽減となりました。  その結果,公的年金収入80万円以下,月収約6万7,000円以下の単身世帯では,特例軽減廃止前は4,200円だった保険料が,令和3年度は1万3,200円へと3倍以上に跳ね上がりました。夫婦で年金収入153万円,月収12万7,500円の世帯では1万2,600円だった保険料が,令和3年度には2万6,400円へと2倍以上になりました。  後期高齢者医療保険の加入者の所得状況は,所得ゼロの方が最も多く55.6%,所得100万円未満までの累計で73.4%であり,大変厳しい状況にございます。そのため,日本共産党は国に対し,特例軽減の廃止を中止するように求めるとともに,東京都広域連合としても保険料抑制に活用できる都の財政安定化基金212億円等を活用して,独自に低所得者の保険料負担を軽減すべきと提案してまいりました。  特例軽減廃止による影響額は,令和3年度は約9億9,000万円であり,都の財政安定化基金212億円で十分対応できる額でございます。しかし,東京都広域連合では,そうした措置が取られませんでした。また,市としてそういう意見を上げることもされませんでした。  そして,この10月からは医療費の窓口負担の2倍化が実施されました。単身者では公的年金収入200万円以上,夫婦では320万円以上の世帯の自己負担が2倍になり,狛江市では約2,800人,被保険者の4分の1の方が影響を受けます。  外来では3年間の配慮措置が設けられますが,それでも1人当たり最大年間3万6,000円の負担増となり,3年後は今の2倍になります。厚労省の資料でも関節症と高血圧疾患で通院した場合,現在の年間6万1,000円の窓口負担が,10月からは9万7,000円,3年後には12万2,000円と2倍に跳ね上がります。今回,窓口負担2倍化の対象となる年収200万から300万円の世帯では,約4分の1の世帯が貯蓄がないか,あっても僅かな状況でございます。  一昨日,猪方に住む80代の方から電話がありまして,今まで1割だった医療費が2割になった。貯金が底をつくかもしれないとのことで,訪問してお話を聞いてまいりました。心臓病とリウマチなどの治療で,御夫婦で年間22万円の医療費がかかっているとのことでございます。医療費が2倍になれば44万円にもなります。保険料は御主人の分だけでも18万円支払っております。  厚労省は窓口負担の2倍化で受診抑制が広がると予測し,それを前提に予算を組んでおります。しかし,受診抑制は病状の悪化,命に直結いたします。物価高騰の中,健康を脅かす医療費窓口負担の2倍化は中止すべきでございます。  政府は本制度発足当時,長寿医療制度は医療費自己負担を現役世代より低い1割負担とし,保険料の軽減を行うなど,高齢者が心配なく医療を受けられる仕組みとなっている。こうした良い点はぜひ維持していきたいと述べておりました。しかし,これが今次々と崩されております。ぜひ市として高齢者の命と健康を守るために,政府が国民への約束を守り,窓口負担の軽減や保険料の軽減に取り組むよう強く求めていっていただきたいと思います。  以上を述べ,日本共産党狛江市議団は本決算の認定に反対いたします。 162: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 以上で討論を終結いたします。  これより採決いたします。  日程第16 認定第3号 令和3年度狛江市後期高齢者医療特別会計決算の認定について,本決算に対する委員長の報告は認定であります。本決算は委員長報告のとおり認定することに賛成の方の挙手を求めます。     (賛成者挙手) 163: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 挙手多数と認めます。よって認定第3号は委員長報告のとおり認定することに決しました。   ─────────── ─ ──────────── ─ ─────────── 164: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 次に認定第4号の討論に入ります。12番宮坂良子議員。 165: ◯ 12番(宮坂 良子議員) 認定第4号,令和3年度狛江市介護保険特別会計決算の認定について,反対の立場から日本共産党狛江市議団の意見を述べます。  第8期介護保険事業計画2021年度の介護保険料は基準額年3,600円の値上げを行い,年額7万5,000円の保険料になりました。値上げは低所得者を含む全ての段階で行われました。介護保険がつくられた2000年の保険料は,基準額年3万6,300円でした。第8期の保険料はスタート時の2倍以上にもなり,大きな負担となっています。しかも,介護保険制度は3年ごとに見直され,保険料の値上げ,利用料負担増やサービスの削減が行われ,高齢者の生活を直撃しています。  高齢者からは,年金5万円だけでは暮らせない,アルバイトでやっと生活している,年を取って働けなくなったらどうなるか不安,また,少ない年金だけなので病院に行くのも我慢している,また保険料などが上がり収入がますます減ったので生活が苦しいなどと切実です。  一方,収入を見てみると,国民年金ではたとえ40年間納めて満額での受給額でも,年額78万900円,月額6万5,000円です。満額の方は決して多くはありません。厚生労働省発表の平均受給額は月5万6,000円にとどまっています。  第1段階の方は年金収入80万円以下の方が対象です。こうした低所得者層にも年額1,000円の値上げが行われ,保険料は2万2,500円の負担となりました。第2,第3段階でも世帯全員が非課税世帯にもかかわらず,値上げが行われました。第3段階では保険料5万2,500円の負担となります。  日本共産党狛江市議団は,当初予算で低所得者の生活を守るために,第1,第2段階の保険料を据え置くこと,1,500万円以上の高額所得層の保険料率を原案より0.25%から0.8%引き上げる組替え予算を提案しました。  今決算で明らかになったように,21年度実質収支額は2億110万円の黒字,22年度末の積立金は5億4,464万円になる見込みであり,取崩し額は3年間で3億1,850万円を見込んでいるとのことでしたが,21年度の取崩し額は3,665万円,22年度は7,821万円の見込みで,残額は2億円以上もあることになります。日本共産党が提案した第1,第2段階の低所得者の保険料を据え置いた場合の見込額は1,966万円でした。十分可能だったことがうかがえます。  今の介護保険制度は,サービスが増えたり,介護職員の労働条件を改善したりすると,直ちに保険料,利用料の負担増に跳ね返るという矛盾を抱えています。本当に持続可能な制度とするには,公的負担の割合を大幅に増やすしかありません。日本共産党は,介護保険の国庫負担割合を直ちに10%引き上げ,将来的には国庫負担50%に引き上げることを提案しています。  これらのことを国に求めながら,同時に狛江市としても市民福祉の向上という目的に沿って最大限努力していく必要があると思います。年金が年々減り,コロナ禍であり物価高騰も始まる中で,低所得者の暮らしはますます厳しいものとなっています。こうしたことから,市は低所得者への保険料を据え置くことで,負担軽減に最大限努力するべきだったと考えます。  以上を述べ,日本共産党狛江市議団は本決算の認定に反対といたします。 166: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 以上で討論を終結いたします。  これより採決いたします。  日程第17 認定第4号 令和3年度狛江市介護保険特別会計決算の認定について,本決算に対する委員長の報告は認定であります。本決算は委員長報告のとおり認定することに賛成の方の挙手を求めます。     (賛成者挙手) 167: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 挙手多数と認めます。よって認定第4号は委員長報告のとおり認定することに決しました。   ─────────── ─ ──────────── ─ ─────────── 168: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 次に認定第5号の討論に入ります。     (「なし」の声あり) 169: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 以上で討論を終結いたします。  これより採決いたします。  日程第18 認定第5号 令和3年度狛江市駐車場事業特別会計決算の認定について,本決算に対する委員長の報告は認定であります。本決算は委員長報告のとおり認定することに賛成の方の挙手を求めます。     (賛成者挙手) 170: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 挙手全員と認めます。よって認定第5号は委員長報告のとおり認定することに決しました。   ─────────── ─ ──────────── ─ ─────────── 171: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 次に認定第6号の討論に入ります。     (「なし」の声あり) 172: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 以上で討論を終結いたします。  これより採決いたします。  日程第19 認定第6号 令和3年度狛江市下水道事業会計決算の認定について,本決算に対する委員長の報告は認定であります。本決算は委員長報告のとおり認定することに賛成の方の挙手を求めます。     (賛成者挙手) 173: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 挙手全員と認めます。よって認定第6号は委員長報告のとおり認定することに決しました。   ─────────── ─ ──────────── ─ ─────────── 174: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 暫時休憩いたします。     午後 2時55分 休憩     午後 3時14分 開議 175: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に日程第20 議案第41号 令和4年度狛江市一般会計補正予算(第3号)を議題といたします。  提出者より提案理由の説明を求めます。市長。 176: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 日程第20 議案第41号 令和4年度狛江市一般会計補正予算(第3号)について提案理由を申し上げます。  今回の補正予算は,歳入歳出予算の総額にそれぞれ10億1,114万5,000円を増額し,歳入歳出予算の総額をそれぞれ358億3,948万4,000円とするものです。  主な内容としては,エネルギー価格高騰や円安を背景とした物価高に対応するため,国の物価・賃金・生活総合対策本部にて実施が決定されました住民税非課税世帯等に対し1世帯当たり5万円を給付するとともに,市独自事業として,物価高騰以降市の支援の対象となってこなかった高齢者に対して1人1万円の給付や,電力価格の高騰の影響を受ける中小企業者を支援するための電気料高騰対策支援金の創設,肥料価格の高騰の影響を受ける農業者を支援するための物価高騰対策,営農支援金の創設のための予算を計上するほか,新型コロナウイルス感染症との同時流行が懸念される季節性インフルエンザの予防接種の無償化を高齢者及び乳幼児を対象に実施する予算などを計上するものです。  詳細は担当部長から説明いたしますので,よろしく御審議の上議決をいただけますようお願い申し上げます。 177: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 178: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 日程第20 議案第41号 令和4年度狛江市一般会計補正予算(第3号)について補足説明させていただきます。  議案データの3ページ以降にあります補正予算書にて説明いたします。  9ページをお願いいたします。  歳入でございます。  15款国庫支出金2項国庫補助金1目総務費国庫補助金,説明欄4,新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金1億4,661万4,000円は,市独自の高齢者物価高騰対策給付金や電気料高騰対策支援金に活用しております。新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金は,新たに電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援地方交付金枠が創設され,新たに示された1億4,661万4,000円の全額を計上しております。  2目民生費国庫補助金,説明欄8,新型コロナウイルス感染症セーフティネット強化交付金1,444万2,000円は,生活困窮者自立支援金事業に対する10分の10補助でございます。説明欄9,子育て世帯等臨時特別支援事業費補助金5億5,279万3,000円は,電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金事業に対する10分の10補助でございます。  16款都支出金2項都補助金3目衛生費都補助金,説明欄13,新型コロナウイルス流行下の高齢者等に対する季節性インフルエンザ定期接種特別補助金2,774万8,000円は,65歳以上の方々の自己負担分に対する10分の10補助でございます。  4目農業費都補助金,説明欄4,ハウス栽培における温室効果ガス排出削減事業費補助金827万7,000円は,CO2排出削減に取り組む農業者への10分の10補助でございます。  5目商工費都補助金,説明欄4,生活応援事業補助金5,825万円は,第1号補正予算で計上いたしましたプレミアム付商品券事業に対する補助でございます。  19款繰入金1項繰入金1目基金繰入金,説明欄1,基金繰入金は,財政調整基金繰入金を2億302万1,000円増額するものでございます。  10ページをお願いいたします。  歳出でございます。  3款民生費1項社会福祉費1目社会福祉総務費,説明欄34,生活困窮者自立支援金1,444万2,000円は,緊急小口資金や総合支援資金の特例貸付けが既に限度額に達しており,新たな貸付けを利用できないなどの生活保護に準ずる水準の困窮世帯に対して,6か月で最大60万円を支給するもので,受付期間が令和4年9月末から12月末に延長されたことなどに伴い増額するものでございます。  説明欄40,電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金5億5,279万3,000円は,電力・ガス・食料品等の価格高騰による負担増を踏まえ,特に家計への影響が大きい住民税非課税世帯等に対し,1世帯当たり5万円を給付するものでございます。  11ページをお願いいたします。  4目老人福祉費,説明欄31,高齢者物価高騰対策給付金2億6,146万2,000円は,市独自事業として物価高騰以降,市の支援の対象となってこなかった高齢者に対し1人1万円を給付するものでございます。  12ページをお願いいたします。  4款衛生費1項保健衛生費1目保健衛生総務費,説明欄16,新型コロナウイルス感染症自宅療養者医療支援事業357万円は,市独自事業として自宅療養者への薬の配送や訪問・電話診療等を医師会等に委託するものでございます。  2目予防費,説明欄1,予防接種4,437万9,000円は,新型コロナウイルス感染症との同時流行が懸念される季節性インフルエンザの予防接種の無償化を,高齢者及び5歳未満の乳幼児を対象に実施する経費を計上するものでございます。5歳未満の乳幼児については,市独自事業でございます。  13ページをお願いいたします。  6款農業費1項農業費3目農業振興費,説明欄2,農業振興関係費,物価高騰対策営農支援金252万5,000円は,市独自事業として,肥料価格の高騰の影響を受ける農業者を支援するため創設するものでございます。  その1つ下,ハウス栽培における温室効果ガス排出削減事業費補助金827万7,000円は,重油などの化石燃料の消費を削減し,温室効果ガスの排出が少ないヒートポンプ設備を導入する農業者に補助するものでございます。  4目土地利用対策費,説明欄1,市民農園関係費249万7,000円は,西野川第一市民農園を所有者に返還するための整地費用でございます。  7款商工費1項商工費2目商工業振興費,説明欄8,中小企業者緊急対策応援事業1億2,120万円は,市独自事業として銭湯の経営を支援するとともに,電力価格の高騰の影響を受ける中小企業者を支援するため,電気料高騰対策支援金を創設するものでございます。  以上,令和4年度狛江市一般会計補正予算(第3号)の補足説明とさせていただきます。 179: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 提案理由の説明が終わりました。  お諮りいたします。  これより質疑を受けるわけですが,質疑の方法は総括,歳入,歳出に分けて受けたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 180: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 御異議なしと認めます。よってさよう決しました。  最初に総括質疑を受けます。20番三角たけひさ議員。 181: ◯ 20番(三角 たけひさ議員) それでは令和4年度狛江市一般会計補正予算(第3号)につきまして,自由民主党・明政クラブを代表いたしまして総括質問をさせていただきます。  今回の補正予算は,物価高騰への支援として高齢者への1万円給付,そして中小企業者へは電気料金高騰に対し上限10万円の給付金が計上されたところでございます。
     これまで高校生世代までの子供1人へは2万円の給付,大学生等へは条件がございましたが1人5万円の給付,そして国の事業とはなりますが,非課税世帯へも5万円の給付がございました。  また,プレミアム付商品券事業による30%のプレミアムを得ることができますが,今回はデジタル商品券だけということもあり,高齢者にとっては購入しにくい面もあると考えているところでございますが,今回,高齢者へ1万円の給付が計上されているところで,まさにこれまで市の支援のはざまであった高齢者へ支援することで,全世代に支援が行き届くこととなります。  また,事業者へ対しても,これまでは医師会,歯科医師会,薬剤師会,幼稚園,保育所,そして社会福祉事業所への支援はございましたが,今回の中小企業者への支援,農業者へは肥料高騰への支援により,全ての事業者に対しても支援が行き届くこととなりました。  質問でございます。  今回,新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金が1億4,661万4,000円計上されているところでございます。財政調整基金の取崩しも2億3,02万1,000円ございます。今年度,今回の補正予算も含め,市独自で新型コロナウイルス感染症への対応として取り組まれた総事業費と,その財源についてお伺いさせていただきます。 182: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 183: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 今年度,市の独自事業で新型コロナウイルス感染症への対応として予算化させていただいている事業費は,今回の補正予算を含め8億8,089万9,000円でございます。その財源といたしましては,国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金が5億9,912万4,000円,都の生活応援事業補助金などが7,276万円,残り2億901万5,000円が市の一般財源でございます。 184: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 20番三角議員。 185: ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 今御答弁いただいたように,市の独自支援として9億円弱もの対策に取り組まれ,そのうち2億円以上も一般財源を活用されていることが確認できました。財政規律を守りながらしっかりと支援されていることに感謝を申し上げます。  後ほど個別質問でも質問させていただきますが,デジタル商品券に対してもしっかりと申込みサポート会がもう既に2回開催されているところで,今後3回開催されるとのことです。このことに対しても高く評価をさせていただきます。  そして,この補正予算にはインフルエンザ予防接種の無償化も計上されているところでございます。自由民主党・明政クラブは,新型コロナウイルス感染症と季節性インフルエンザの同時流行が懸念されていることから,インフルエンザワクチンの接種に関しまして,自己負担分を助成するよう,松原市長に対しても緊急要望を提出させていただきました。この要望に対しても対応いただきましたことに感謝を申し上げ,総括質疑を終了させていただきます。 186: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 16番石川和広議員。 187: ◯ 16番(石川 和広議員) 総括質疑をさせていただきます。  この第3回定例会,さきの一般質問は9月9日にありましたけれども,私は市民や市内事業者に対し,新型コロナ禍における経済的な支援について,これまで狛江市が主にどのような取組を図ってこられたのか確認して,整理をさせていただきました。  あわせて狛江市の支援施策に,国で令和2年に創設された新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金は,ここまでどのくらい投じられてきたのかも併せて確認させていただきました。令和2年度が約7億5,700万円,令和3年度は約2億7,400万円,令和4年度,今年度では約4億5,200万円,合計で約14億8,400万円の交付限度額は,狛江市はここまで全て活用しているということでもありました。  その上で市民や市内事業者に対し,物価高騰対策としての支援はどのように図っていくのかも併せて,9月9日の議会質問でも確認させていただきました。市は一定の対応はしているけれども,さらなる対策が必要か現在整理中,追加提出を予定している第3号補正で対応を考えるということであります。これが今回上程された一般会計の第3号補正だということであります。  そこの上で私自身は党を代表して,改めて光熱費等の景気上昇に苦しむ商工業者,また飼料・肥料の高騰等により経営が圧迫されつつある農業者への経済的支援,そして年金世代の高齢者世代への経済的支援,この支援の実施をぜひお願いしたいと強く要望し,早急な御検討をと訴えさせていただきました。  その際に,この年金世代の高齢者世代を入れさせていただいたのは,高齢者向けの経済支援として確認・整理していく中で,この世代だけはこの令和2年度に65歳以上の方々へ額面6,500円のプレミアム付商品券の配布,この1施策だけということがありました。そうした意味で今回ぜひこの世代に支援が必要ではないかと言わせていただきました。  現在展開中のプレミアム付商品券事業はデジタルのみとされていて,紙ベースのものではなく,デジタルデバイトは高齢者の方々にとってはとてもハードルが高いと想像されると,そうした意味において高齢者向けの独自支援を強く私たちは求めたものでもあります。  市は一般会計補正予算(第2号)で,公共施設等の光熱費の上昇と同様に,事業者の光熱費も上昇している。また,農業者が使う化学肥料の原料のほぼ100%が輸入に頼っている。肥料価格の高騰も進んでいる。市として一般会計補正予算(第1号)での物価対策に続き,これに続いて第3号において,今回ですね。物価高騰対策を中心とした補正予算になるものと考えている,議員からの要望も踏まえつつ,必要な方への必要な支援ができるよう検討していくと答弁され,今回上程されて,今現在まさに審議されているのですけれども,今回の一般会計補正予算(第3号)には,私ども公明党が特に強く要望したものが3点,高齢者の物価高騰対策給付金,そして中小企業者緊急対策応援事業,電気料高騰対策支援金,物価高騰対策営農支援金,これらが盛り込まれております。  ここでお聞きいたします。市は必要な方への必要な支援,この第3号補正でまずは一定程度の物価高騰対策としての支援策は図られていくと,この認識でおられるのかお伺いいたします。 188: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 189: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市民に対する支援といたしましては,これまで高校生世代までの子供1人へは2万円の給付,大学生等へは条件はございますが1人5万円の給付があり,子育て世代に対する支援は実施しております。また,プレミアム付商品券事業により,広く市民に対して30%のプレミアム分による支援を実施しているところでございます。  そして,今回の補正予算では,国の補助事業とはなりますが,非課税世帯等への5万円の給付,そして高齢者65歳以上の市民へ1人1万円の給付を行うことで一定程度の対応ができているものと考えております。  事業者に対しましては,これまで医師会,歯科医師会,薬剤師会に加入されている医療機関へは10万円の給付,幼稚園,保育所は受入れ定員により10万円から50万円の給付,そして介護事業所や障がい者事業所等の社会福祉施設に対しましては10万円の給付による支援を実施しておりますが,今回の補正予算では,中小企業者に対し上限を10万円とする電気料高騰対策支援金,そして農業者へは肥料高騰に対し物価高騰対策営農支援金を給付することで,事業者に対しても一定程度の対応ができているものと考えております。 190: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 16番石川議員。 191: ◯ 16番(石川 和広議員) 分かりました。まだまだ私はこの経済の動向というものは注視していく必要があるなと,このように強く思います。今後の物価高騰の動向や状況に応じては,さらなる追加での支援策も視野に入れておられるのか,お伺いいたします。 192: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 193: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 一定程度の対応は図られていると考えているところではございますが,引き続き物価高騰の動向,また国や都の動向などに注視し,状況を判断する必要があると考えております。 194: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 16番石川議員。 195: ◯ 16番(石川 和広議員) 政府が今後の対応・対策も今様々検討を考えているということも情報として入っております。政府は9月20日の閣議で,物価高騰と新型コロナウイルス感染症へのさらなる対応として,今年度予算の予備費から3兆4,847億円を支出するということを決めました。  ガソリンなど燃油補助金を年末まで延長するために1兆3,030億円を充当。物価高対策として所得が少なく住民税が非課税世帯となっている世帯を対象に,1世帯当たり5万円を給付する費用に8,540億円を充てました。これが今回狛江市の補正にも入っていると思います。  このほか地方自治体が地域の実情に応じて物価高対策を講じられる地方創生臨時交付金の増額に,これは4,000億円を支出。このように物価高対策の強化が図られています。  ここで念のために確認しておきたいのですが,この増額された地方創生臨時交付金の狛江市への交付額,これは幾ら示されたのか,額を教えてください。 196: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 197: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 今回留保されておりました2,000億円に予備費を活用して4,000億円が加えられ,合計6,000億円が新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金として,都道府県,市町村に交付されることとなり,予備費の活用を決定した9月20日の閣議と同日に交付限度額が示され,狛江市の追加分の交付限度額は,今回の補正予算に計上させていただいております1億4,661万4,000円でございました。 198: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 16番石川議員。 199: ◯ 16番(石川 和広議員) 分かりました。閣議決定の同日に限度額も示されたということで,狛江市においては1億4,661万4,000円,これが示されている全額,全て限度額を活用しての今回の補正対応ということでありました。  総括的質疑において整理,確認をさせていただきました。質疑を終わります。 200: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 3番高木さとこ議員。 201: ◯ 3 番(高木 さとこ議員) 総括質疑をさせていただきます。  今までのと若干重なるとは思いますが,細かい点をお聞きしたいと思います。  このたびの補正予算は物価高の現状に対し,市内の事業者を支援するための予算となっておりますが,少々細かい内容で対象と支援内容を教えてください。 202: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市民生活部長。 203: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 最初に物価高騰対策営農支援金についてでございます。市内の営農者の方がJAマインズから購入する肥料につきまして,物価高騰の影響を受け,肥料価格の値上げの影響が出ないよう,JAマインズに対し補助をするものでございます。補助の内容といたしましては,肥料価格が昨年度並みの金額となるよう,値上げ額の差額分を補填する予定でございます。  続きまして,電気料高騰対策支援補助金についてでございます。電気料高騰による市内事業所の負担軽減のため,前年度の電気料金と比較して一定程度値上げがあった事業所に対し補助をするものでございます。内容につきましては,前年度と比較し,事業で使用する電気料金が一定程度値上がりをしている事業所に対し,その状況を書類等で確認・審査した上で10万円を上限に補助をする予定としております。  3つ目,公衆浴場事業委託に関しましては,狛江市の中の銭湯に対しましては,都内の他自治体と比較いたしまして,人口や面積当たりの公衆浴場の割合が高い状況に鑑み,地域資源としての銭湯の存在や役割を広く周知し,市民の皆様に還元できる事業を開催することなどを目的として,市内の銭湯経営者の方の御協力をいただき,市民の方が狛江市内の公衆浴場を優待利用できる事業を実施するものでございます。 204: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 3番高木議員。 205: ◯ 3 番(高木 さとこ議員) 3つ目の銭湯の支援に対してですが,一般的には銭湯はエネルギー高騰を受けやすいと考えられるのですが,理由としてはこのエネルギー費用を直接補填する支援となっておりません。なぜでしょうか。 206: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市民生活部長。 207: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 銭湯への支援を委託にしたという,この理由でございますけれども,銭湯にはもともと浴場としての役割のほか,人が集まるコミュニティーの場としての機能もあり,最近では建物内にカフェや福祉関係の事業所,健康・スポーツ面での利用,また災害時の防災拠点とする事例や,市内におきましてはドラマの撮影が銭湯で行われてロケ地としてPRするなど,銭湯の活用事例が多様化していることから,地域資源としての銭湯の存在や役割を広く周知し,また市民の皆様に還元できる事業を行うこととしたものでございます。 208: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 3番高木議員。 209: ◯ 3 番(高木 さとこ議員) 銭湯事業者への直接的な補填という形ではなく,市民全体のサービスにつなげる支援策の工夫をしていただき,よかったと思います。入浴料を通常より利用しやすくすることで市民利用を増やすきっかけとし,文化としての銭湯の魅力が多くの市民に伝わることを願っております。具体的な入浴料などが決まりましたら,早めに市民周知をお願いします。  また,細かい質問,総括でさせていただいてしまいますが,市民農園について伺います。  廃園となるにしのがわ第1農園の今後の整備詳細と区画数,また新たに整備される猪方二丁目の市民農園の区画予定数を伺います。 210: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 高木議員,これは総括質疑ではなくて個別でお願いします。  3番高木議員。 211: ◯ 3 番(高木 さとこ議員) 今の質問は個別でさせていただきます。失礼いたしました。 212: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) ほかにありませんか。     (「なし」の声あり) 213: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 以上で総括質疑を終結いたします。  次に歳入の質疑を受けます。9番しの浩司議員。 214: ◯ 9 番(しの 浩司議員) それでは歳入の質疑をさせていただきます。  16款都支出金,説明欄4,生活応援事業補助金5,825万円について,9月15日午前9時より狛江市プレミアム付商品券こまチケが,今回はデジタルのみで購入申込みが開始されました。これまでの商品券は紙での販売もあり,これについては商品券の受渡し,また商店や飲食店での利用時には多くの人が動き,接触する機会が多いことから,感染症対策や3密回避への配慮は欠かすことができませんでした。  しかし,デジタル化することによって印刷コストや販売にかかる人と手間を大幅に削減できるメリットなどがあるものと認識していますが,狛江市の所見についてお伺いいたします。 215: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市民生活部長。 216: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) プレミアム付商品券につきましては,令和2年度では紙の商品券,令和3年度では紙の商品券とデジタル商品券の併用,そして今年度はデジタル商品券のみといたしております。  紙の商品券とデジタル商品券の併用とした昨年度におきましては,デジタル商品券のほうが需要が多く,また印刷コストや販売経費を削減することのほか,1円単位で使用できるため効率的であることや,加盟店の皆様にとっては換金のタイムラグが短く資金繰りの負担を少なくできるなどのメリットもあり,行政サービスのDX化,また地域のDX化推進の一環として実施しているものでございます。 217: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番しの議員。 218: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 様々なメリットがあるということが確認できました。  しかし,デジタル化への不安を挙げるとすれば,操作に不慣れで時間がかかる点などが挙げられると思います。今回申込みサポート会が既に9月27日,29日に開催され,今後も3回のサポート会が開催されると聞いています。申込みサポート会の内容並びに過去2回開催されましたサポート会の参加者からの声並びに市としての評価をお伺いいたします。 219: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市民生活部長。 220: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 9月中に2回開催いたしました申込みサポート会に御参加された方の中には,スマートフォンの基本操作に不慣れな方などもおり,簡単なスマホ教室を同時に実施することで,商品券の申込みだけではなくスマートフォンの基本操作もできるようになって助かったとの声をいただいております。  今回の商品券の申込み方法の説明につきましては,講師が丁寧にサポートすることにより,参加された皆様がお申込み完了まで進むことができたところでございます。申込みサポート会に御参加された方は高齢者が多く,紙の商品券を望む声もいただいておりますが,このプレミアム付商品券事業をきっかけにスマートフォンの基本操作やキャッシュレス決済にも慣れていただきまして,日常生活における様々なサービスや手続などでDX化が推進されることへの対応の足がかりとしていただきたいと考えております。 221: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番しの議員。 222: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 既に2回開催したところでは,来てくださった方が大変分かりやすかったという評価をいただいたということですが,先日ある飲食店へ行ったらこのことを聞かれて全然分からないという方がやはり多くいらっしゃいました。たまたまそこにいた方で,そういう取扱いが詳しい方が,急遽本当にサポート会みたいなものをしてくださって,何名の方にも申込みに対するアプローチをしてくれて大変ありがたいなと思いました。  自分自身も今回初めてダウンロードしてみて,登録までの道のりをたどってみたのですけれども,ダウンロードする,登録する,そうすると確認が来て,改めて登録してさらに申込みということで,かなり大変だなというふうに思っていると同時に,こういう方は多いのではないかというふうに思います。  サポート会に全ての方がいらっしゃられることは考えられないのと,あと窓口にも結構お問合せはあるということも聞いていますので,こういったことをしっかりとサポートしてあげていただきたい。  今答弁の中にスマートフォンの基本操作やキャッシュレス決済にも慣れていただき,日常生活における様々なサービスや手続等でDX化が推進されることへの対応の足がかりとしていただきたいということ,これは本当にそうだと思います。こういった裏の取組というか,そういうこともある意味でいえば,こういったサポートについてはこの商品券だけではなくて,いろんな場面で進めていただければなと思います。  以上で質問を終わらせていただきます。 223: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) ほかにありませんか。     (「なし」の声あり) 224: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 以上で歳入の質疑を終結いたします。  次に歳出の質疑を受けます。9番しの浩司議員。 225: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 連続で済みません。  それでは3款民生費1項社会福祉費1目社会福祉総務費,説明欄40,電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金5億5,279万3,000円について,住民税非課税世帯が給付金の支給対象ですが,家計急変世帯でも支給対象とのこと。家計急変世帯の要件並びに給付金の支給方法,さらに提出書類についてお伺いいたします。 226: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 227: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 家計急変世帯につきましては,予期せず令和4年1月から令和4年12月までの家計が急変し,同一世帯に属する者全員が令和4年度分の市町村民税が非課税であると同様の事情にあると認められる世帯であることが支給要件となる予定でございます。  支給の方式につきましては,令和3年度及び令和4年度の住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金と同様に,家計急変世帯分の申請書兼請求書にて申請をいただくことが必要となる予定でございます。  提出書類といたしましては,簡易な収入,所得,こういった見込みの申立書,任意の1か月の収入の状況を確認できる書類の写し,申請・請求者の運転免許証,マイナンバーカード等の申請・請求者本人確認書類の写し,戸籍謄本等申請・請求者の世帯の状況を確認できる書類の写し,通帳やキャッシュカードの写しなど受取口座の確認ができる書類の写し,令和4年1月1日以降複数回転居した方につきましては,戸籍の附票の写しが必要となる場合が予定されております。 228: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番しの議員。 229: ◯ 9 番(しの 浩司議員) なるべく簡潔な申請で済むようなやり方を考えていただければと思います。  続きまして4目老人福祉費,説明欄31,高齢者物価高騰対策給付金2億6,146万2,000円について,各自治体が工夫を凝らした高齢者への物価高騰対策に取り組んでいるようですが,狛江市における事業内容についてお伺いいたします。 230: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 231: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 高齢者物価高騰対策給付金につきましては,市独自事業といたしまして物価高騰以降,市の給付金等の支援の対象となってこなかった65歳以上の高齢者の方に対し,1人当たり1万円の給付を行うものでございます。 232: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番しの議員。 233: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 生活必需品の物価上昇などで,所得が少ない世帯ほど厳しい経済環境に直面していることなどを受けて,今回国が地方自治体が高騰対策を実施できるよう,地方創生臨時交付金を拡充したことにより,狛江市においても一般財源を活用しつつ計上された事業であり,家計負担の軽減に効果があるものと,これは確信をしております。  続きまして4款衛生費1項保健衛生費2目予防費,説明欄1,予防接種4,437万9,000円,65歳以上の高齢者及び5歳未満の乳幼児を対象に,インフルエンザ予防接種の無償化についてです。  これには自由民主党・明政クラブからインフルエンザ予防接種無償化の緊急要望書を松原市長に提出させていただき,これを盛り込んでいただきましたが,この事業概要についてお伺いいたします。 234: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。
    235: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 65歳以上の高齢者のインフルエンザ予防接種につきましては,例年予防接種法に基づくB類疾病予防接種として,2,500円を自己負担していただき実施してまいりました。今年度は東京都の新型コロナウイルス感染症流行下における高齢者等に対する季節性インフルエンザ定期予防接種特別補助事業を利用し,自己負担を無料とするところでございます。  5歳未満の乳幼児インフルエンザ予防接種につきましては,新型コロナ感染症との同時流行を防ぐために,新型コロナ予防接種の対象となっていない5歳未満を対象として,1回3,000円を上限とし,1人2回までを償還払いの制度設計をしたところでございます。 236: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番しの議員。 237: ◯ 9 番(しの 浩司議員) どうしても新型コロナウイルス感染症に目が向きがちですが,こういった取組は多くの方に還元されるのではないかと思います。また経済的にも,体力的にも弱い方にとっても大変有効である事業だと考えます。大変ありがとうございます。  続きまして6款農業費1項農業費3目農業振興費,説明欄2,農業振興関係費1,080万2,000円についてです。肥料価格の高騰の影響を受ける農業者の支援,またハウス栽培における温室効果ガス排出削減事業費補助金の事業概要についてそれぞれお伺いいたします。 238: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市民生活部長。 239: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 最初に物価高騰対策営農支援金の概要でございます。  この支援金につきましては,市内の営農者の方がJAマインズから購入する肥料につきまして,肥料価格が昨年度並みの金額となるよう,値上げした差額分をJAマインズに対して市が補填する予定でございます。  この支援金につきましては,JAマインズから御申請をいただきまして交付するもので,市内の営農者の方の申請手続等はないものでございます。  続きましてハウス栽培における温室効果ガス排出削減事業費補助金の概要でございます。この補助金につきましては東京都の補助事業で,ハウス栽培を営む営農者の方が温室効果ガスの排出が少ない設備であるヒートポンプの導入及び附帯電気設備等の導入費用の助成を行うものでございます。  本補正予算に計上させていただくものにつきましては,東京都の補助率が10分の9,残りの10分の1は営農者の方に御負担をしていただくものでございます。 240: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番しの議員。 241: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 今回の肥料コスト上昇分の一部を補助することを通じて,農業経営への影響を緩和することができるものと確信をしております。  それでは今回の補正予算に計上されているハウス栽培における温室効果ガス排出削減事業費補助金,これは東京都の補助でありますが,来年度以降の財源についてお伺いいたします。 242: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市民生活部長。 243: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 東京都が実施しておりますハウス栽培における温室効果ガス排出削減事業費補助金につきましては,令和4年度から令和6年度の3か年での実施と伺っております。引き続き市内営農者の方への周知及び相談体制の構築等支援を実施できるものと考えております。 244: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番しの議員。 245: ◯ 9 番(しの 浩司議員) よろしくお願いいたします。次年度以降においても,引き続き農業経営への影響の緩和については,我々も自由民主党所属林あきひろ東京都議会議員とともに東京都へも働きかけを行ってまいりたいと考えております。  次に7款商工費1項商工費2目商工業振興費,説明欄8,中小企業者緊急対策応援事業について,まず銭湯応援事業委託120万円の事業概要についてお伺いいたします。 246: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市民生活部長。 247: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 市内には3つの銭湯がございます。日頃から地域の方の憩いの場,そして交流の場として,さらには健康増進に適した施設として多くの方に親しまれております。そのような施設を市民の方に広く周知するとともに,利用していただく機会を創出することなどを目的とし,市内の銭湯の方の御協力をいただきまして,市民の皆様が狛江市内の公衆浴場を優待利用できる事業を実施するものでございます。  事業概要といたしましては,市民の皆様の銭湯利用料金を減額するなど,市民優待制度を予定しております。現在市内には3か所の銭湯がございますが,1か所が改修工事期間に入ることから,今回につきましては2か所の銭湯にて実施するための事業費を計上させていただいております。  また地域資源として銭湯の活用に関しましては,狛江市は都内の他自治体と比較し,人口や面積当たりの公衆浴場の割合が高い状況に鑑み,貴重な地域資源としての銭湯の存在や役割を広く周知し,また市民の皆様に還元できる事業とさせていただきました。今後も引き続き地域資源としての活用も含め,支援をしていきたいと考えております。 248: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番しの議員。 249: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 銭湯は日本の伝統文化であり,地域住民の健康増進や交流の場としての役割も担っております。銭湯の魅力をより堪能してもらうよう,狛江市としてもこの銭湯の文化発展に引き続き寄与していただくことをお願いいたします。  同じく説明欄8,中小企業者緊急対策応援事業,電気料高騰対策支援金1億2,000万円の事業概要と併せて対象業種並びに補助対象者の条件,対象費用の3点についてもお伺いいたします。 250: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市民生活部長。 251: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 本補助金につきましては,電気料高騰による市内事業所の方の負担軽減のため,市内の事業者に対しまして,電気料値上がり分について補填をする支援金で,市内で事業を営んでいる事業者の方に対しまして,昨年度と比較し電気料金が値上がりした分について,上限金額を設けた上で補助金を交付する予定でございます。  交付額の上限につきましては法人,また個人事業主に,それぞれ10万円,5万円の上限を設定する予定としているところでございます。 252: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番しの議員。 253: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 今回の一般会計補正予算(第3号)は,原油価格・物価高騰等の影響を受けた市内事業者の事業継続を支援するための事業も盛り込まれ,ともに生活必需品の物価上昇などで厳しい経済環境に直面している所得の少ない世帯などに対して,今回国が自治体が高騰対策を実施できるよう地方創生臨時交付金を拡充したことにより,さらには一般財源を活用した上で家計負担の軽減につながる補正予算であることを評価させていただき,質問を終了させていただきます。 254: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 3番高木さとこ議員。 255: ◯ 3 番(高木 さとこ議員) 1点だけ質問させてください。6款農業費です。  市民農園について廃園となるにしのがわ第1農園の今後の整備詳細と区画数,また新たに整備される猪方二丁目の市民農園の区画予定数を伺います。 256: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市民生活部長。 257: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) にしのがわ第1農園につきましては,地権者の方から相続に伴う契約解除のお申出を受けまして,にしのがわ第1農園を廃園し返還するために整地を行うものでございます。にしのがわ第1農園は40区画あり,補正予算をお認めいただいた後に,10月中には同農園を利用されている方に対し通知をした上で1月末までに整地を完了し,土地を返還する予定としております。  また,猪方で新たに整備する農園につきましては,新年度のオープンに向けて今年度中に整備をしたいと考えております。区画数は39区画の予定でございます。 258: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 3番高木議員。 259: ◯ 3 番(高木 さとこ議員) 廃園される市民農園の区画数と,新たに整備される市民農園の区画数がほぼ同じであることが分かり,よかったです。  また,このにしのがわ第1農園,廃園されるほうの農園を利用されている方が,来年の春収穫する野菜を今まくときだということなので,早めに整地の通知を速やかにしていただくことをよろしくお願いします。  引き続き,市民農園の推進の取組をどうぞよろしくお願いいたします。  以上です。 260: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 18番佐々木貴史議員。 261: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 2点だけ確認させていただきたいと思います。  議案書の11ページ,高齢者物価高騰対策給付金について確認ですけれども,65歳以上の方お一人1万円ということであります。所得制限はないということでよろしいか。 262: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 263: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 所得税についてはございません。 264: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 18番佐々木議員。 265: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) もう1点,13ページ,中小企業者緊急対策応援事業,これは法人10万円,個人事業主5万円ということで,分かりやすく言うと,商店街の若手が起業したお店,また商店街,古くからあるおじいちゃん,おばあちゃんがやっているといったようなお店,そういったところも対象になるということでよろしいか。 266: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市民生活部長。 267: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) そのとおりでございます。 268: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 18番佐々木議員。 269: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 分かりました。私ども狛江市議会公明党が求めてきたこと,これがしっかりと反映をされているということが確認できましたので,終わります。 270: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 以上で歳出の質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第41号は,会議規則第36条第3項の規定に基づき委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 271: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 御異議なしと認めます。よって議案第41号は委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。     (「なし」の声あり) 272: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 以上で討論を終結いたします。  これより採決いたします。  日程第20 議案第41号 令和4年度狛江市一般会計補正予算(第3号),本案は原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。     (賛成者挙手) 273: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 挙手全員と認めます。よって議案第41号は原案のとおり可決されました。   ─────────── ─ ──────────── ─ ─────────── 274: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 次に日程第21 議案第42号 狛江市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。  提出者より提案理由の説明を求めます。市長。 275: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 日程第21 議案第42号 狛江市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例について提案理由を申し上げます。  本件は,地方公務員の育児休業等に関する法律及び育児休業,介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律及び雇用保険法の一部を改正する法律の一部を改正する法律の施行による地方公務員の育児休業等に関する法律の改正に伴い,非常勤職員の育児休業の取得の柔軟化等,所要の改正を行うものでございます。  よろしく御審議の上議決いただけますようお願い申し上げます。 276: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 提案理由の説明が終わりましたので,これより質疑を受けます。     (「なし」の声あり) 277: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 以上で質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第42号は,会議規則第36条第3項の規定に基づき委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 278: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 御異議なしと認めます。よって議案第42号は委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。     (「なし」の声あり) 279: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 以上で討論を終結いたします。  これより採決いたします。  日程第21 議案第42号 狛江市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例,本案は原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。     (賛成者挙手) 280: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 挙手全員と認めます。よって議案第42号は原案のとおり可決されました。   ─────────── ─ ──────────── ─ ─────────── 281: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 次に日程第22 議員提出第4号 18歳までの子どもの医療費の完全無料化を求める意見書を議題といたします。  提出者より提案理由の説明を求めます。20番三角たけひさ議員。 282: ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 日程第22 議員提出第4号 18歳までの子どもの医療費の完全無料化を求める意見書につきまして,案文の朗読をもって提案理由に代えさせていただきます。 ┌───────────────────────────────────────────┐ │                                           │ │    18歳までの子どもの医療費の完全無料化を求める意見書              │ │                                           │ │ 東京のどこに住んでいても,都民への支援は平等にすべきである。とりわけ,お金の心配なく│ │子育てできるようにすることは,いま暮らしが厳しくなっている中,ますます切実である。  │ │ 東京都は,2023年度から,子どもの医療費助成を18歳まで広げることを決めた。医療費助成の│ │年齢を引き上げることは重要である。現時点で示されている内容は,所得制限と一部負担を設 │ │け,制度開始から3年間は全額を都が負担するとしているが,それ以降は区市町村が半額を負担│ │する内容になっている。                                │
    │ 東京都の動きを受けて,特別区長会は4年目以降の財源については,都と協議を続けることな│ │どに普及しつつ,23区では18歳までの医療費の完全無料化を行うことを発表した。しかし,現状│ │でも23区と多摩・島しょ地域では格差が生じており,新たな多摩格差を生み出すようなことはあ│ │ってはならない。                                   │ │ 現在の義務教育就学児の医療費助成でも,23区は完全無料化されているのに対し,26市では11│ │市が全ての年齢で所得制限があり,6市が一部の年齢で所得制限を設けている。また,通院時の│ │一部自己負担を設けているのは23市となっている。                    │ │ こうした現実をふまえ,東京都が財政支出をおこない,多摩格差をなくし,多摩地域もふくめ│ │全都で完全無料化すべきである。                            │ │ よって,狛江市議会は,東京都が財政支出を行ない,多摩地域も含め全都で18歳までの子ども│ │の医療費の完全無料化を実現するよう強く求めるものである。               │ │ 以上,地方自治法第99条の規定により,意見書を提出する。               │ │                                           │ │     令和4年(2022年)10月4日                         │ │                               東京都狛江市議会    │ │  東京都知事 様                                  │ │                                           │ └───────────────────────────────────────────┘  以上,皆様の御賛同をいただきますようよろしくお願い申し上げます。 283: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 提案理由の説明が終わりましたので,これより質疑を受けます。     (「なし」の声あり) 284: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 以上で質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております議員提出第4号は,会議規則第36条第3項の規定に基づき委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 285: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 御異議なしと認めます。よって議員提出第4号は委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。13番西村あつ子議員。 286: ◯ 13番(西村 あつ子議員) 議員提出第4号 18歳までの子どもの医療費の完全無料化を求める意見書について,賛成の立場から日本共産党狛江市議団の意見を述べます。  現在中学生までを対象としている東京都の医療費無料化は,来年度から高校生年代にも広げられます。東京都の枠組みでは所得制限や通院時の自己負担があり,所得制限や自己負担をなくすかどうかは各自治体の判断に委ねられています。  9月末の新聞報道では,多摩26市中所得制限なしが11市,所得制限ありが13市,2市が未定となっています。また,自己負担はなしが4市,ありが27となっています。一方,23区は,医療費助成は所得で差別すべきではないとして,所得制限も負担もない完全無料化を決めています。既に23区は中学生までの医療費も完全無償化を実現しており,多摩地域では多くの自治体で所得制限などがあり,多摩地域との格差はさらに広がることになります。  背景にあるのは,23区と多摩地域の自治体との財政格差です。東京都は,所得制限を超える部分と自己負担分は都による助成の対象外としており,完全無料化には区市町村の独自財源が必要になります。23区に比べ,財政力が弱い多摩地域の一部の自治体には重い負担となります。  子供の命や健康につながる医療の費用が,住んでいる場所で変わるという事態をなくす必要があります。東京のどこに住んでいても,都民への支援は平等に行うべきです。とりわけ今,暮らしが厳しくなっている中,お金の心配なく子育てできる環境を整備することはますます切実です。東京都が財政支出を行い,多摩地域も含め全都で18歳までの子供の医療費の完全無料化を実現するべきです。  以上の立場から,日本共産党狛江市議団は本意見に賛成とします。 287: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 以上で討論を終結いたします。  これより採決いたします。  日程第22 議員提出第4号 18歳までの子どもの医療費の完全無料化を求める意見書,本案は原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。     (賛成者挙手) 288: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 挙手全員と認めます。よって議員提出第4号は原案のとおり可決されました。   ─────────── ─ ──────────── ─ ─────────── 289: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 次に日程第23 議員提出第5号 コロナ後遺症及びワクチン後遺症への対応強化を求める意見書を議題といたします。  提出者より提案理由の説明を求めます。4番加藤功一議員。 290: ◯ 4 番(加藤 功一議員) 議員提出第5号 コロナ後遺症及びワクチン後遺症への対応強化を求める意見書について,案文の朗読をもちまして提案理由とさせていただきます。 ┌───────────────────────────────────────────┐ │                                           │ │    コロナ後遺症及びワクチン後遺症への対応強化を求める意見書           │ │                                           │ │ 新型コロナウイルス感染症から回復した後も,長期にわたって疲労感,呼吸困難,筋力の低 │ │下,記憶障害などの後遺症(コロナ後遺症)に苦しむ人が多いことが,厚生労働省研究班の大規│ │模調査で分かってきた。不安や抑うつ,恐怖感,睡眠障害の傾向が強かったことも特徴的であ │ │る。「ブレインフォグ(脳の霧)」の報告もある。コロナ後遺症によって活力が低下し,仕事の│ │能力が下がったと自覚する人もいる。                          │ │ また,新型コロナワクチンの接種が進む一方で,接種後の体調不良や歩行困難,関節痛,慢性│ │疲労等の蔓延する症状(いわゆるワクチン後遺症)を訴える人も少なくない。        │ │ その一方で,検査をしても異常が見つからない患者もおり,患者が医療機関間をたらい回しに│ │される事例もある。コロナ後遺症やワクチン後遺症に対する医療者や周囲の理解不足が患者をさ│ │らに苦しめている。通常の保険診療であることから,医療費の負担も重くのしかかる。そもそも│ │発症の仕組みはいまだに解明されておらず,どんな症状がどんな人に起こるのか,どれだけ長く│ │続くのかについてもわかっておらず,効果的な治療法も確立していない。          │ │ 爆発的に感染が広がったオミクロン株による後遺症患者や,ワクチン後遺症患者が今後さらに│ │増える可能性があり,対応を強化する必要がある。                    │ │ よって,狛江市議会は政府等に対し,悩んでいる患者に寄り添い,以下の施策を実施すること│ │を強く求めるものである。                               │ │                                           │ │                    記                      │ │                                           │ │1 新型コロナウイルス感染症の後遺症及びワクチン後遺症に悩む人の相談体制を整備するとと│ │ もに,診療する医療機関を拡充するなど,地域の医療機関で迅速に治療を受けられるように │ │ すること。                                     │ │2 新型コロナウイルス感染症の後遺症及びワクチン後遺症の影響で仕事を失ったり休業を余儀│ │ なくされたりする人が相次いでいることから,職場への復帰や再就職,福祉施策と結びつけ │ │ た支援を行うこと。                                 │ │3 新型コロナウイルス感染症の後遺症の実態調査や研究を続けるとともに,最新の知見をもと│ │ に,診察やリハビリの方法などを示した「手引き」を適宜改訂すること。都道府県や医療機 │ │ 関に対しワクチン後遺症の存在や治療方法等について情報収集や研究等国が取り組んでいる │ │ 内容を速やかに発信するとともに,ワクチン後遺症の診療に関する「手引き」を作成するこ │ │ と。                                        │ │4 新型コロナウイルス感染症の後遺症及びワクチン後遺症への理解・啓発を行うとともに,社│ │ 会全体で認識を深め,患者が孤立することがないよう積極的な情報発信を強化すること。  │ │ 以上,地方自治法第99条の規定により,意見書を提出する。               │ │                                           │ │     令和4年(2022年)10月4日                         │ │                                東京都狛江市議会   │ │                                           │ │  内閣総理大臣                                   │ │  内閣官房大臣                                   │ │  ワクチン接種                                   │ │  推進担当大臣                                   │ │  厚生労働大臣 様                                 │ │  新型コロナ                                    │ │  対策・健康危機                                  │ │  管理担当大臣                                   │ │  衆議院議長                                    │ │  参議院議長                                    │ │                                           │ └───────────────────────────────────────────┘  以上でございます。皆様の御賛同をよろしくお願いいたします。
    291: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 提案理由の説明が終わりましたので,これより質疑を受けます。     (「なし」の声あり) 292: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 以上で質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております議員提出第5号は,会議規則第36条第3項の規定に基づき委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 293: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 御異議なしと認めます。よって議員提出第5号は委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。3番高木さとこ議員。 294: ◯ 3 番(高木 さとこ議員) コロナ後遺症及びワクチン後遺症への対応強化を求める意見書に対して,賛成の立場で討論申し上げます。  新型コロナウイルス感性症の回復後に,倦怠感や呼吸困難,また記憶障がいや識字能力の低下などの症状が生じていることが,厚生労働省が2021年1月から2022年3月までに回収したアンケートによる実態調査により分かってきました。  また,感染拡大を防ぐために,これまでにない大規模なワクチン接種が世界中で実施されていますが,個々人によって体質は千差万別であり,体質の違いによりワクチン接種後に歩行障がいや倦怠感が強く,学校や職場に行けない慢性疲労,体調不良などの症状が生じている事例が認識されるようになっております。  しかし,現時点では社会においてコロナ感染症やワクチン後遺症との認識や理解がまだまだ低い現状があり,医療機関でも適切な対応に結びつかないなどの実態が報告されております。  実際に狛江市においても,厚労省によるワクチンの副反応疑い報告として18件が把握されております。その中には,末梢神経の障がいからしびれや力が入らない,感覚麻痺などの症状が出るギランバレー症候群の事例があることが,先日の狛江市議会で報告されました。また,国の救済制度の申請が5件あることも分かりました。しかし,詳細な情報は自治体では把握できない実情となっております。  したがいまして,全国で苦しむ患者を受け止める相談体制を一刻でも早く国が整え,適切な治療につなげることが切実に求められております。また,コロナやワクチンによる後遺症の実態の把握が不十分なので,さらに調査・研究が必要となっております。  そして,コロナ感染症から回復後,あるいはワクチン接種後に急に生じている体調不良の原因として,後遺症の可能性も含める理解と認識が社会で共有され,患者の体調が回復するまで十分休める支援及び患者がいち早く救済されるよう,さらなる情報発信を国に対して求めます。  以上から狛江市民で苦しんでいる患者がいることを踏まえ,市民の健康な生活を狛江市議会として守っていくことを市民の方々にお約束するため,本意見書に賛成いたします。  以上です。 295: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 以上で討論を終結いたします。  これより採決いたします。  日程第23 議員提出第5号 コロナ後遺症及びワクチン後遺症への対応強化を求める意見書,本案は原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。     (賛成者挙手) 296: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 挙手多数と認めます。よって議員提出第5号は原案のとおり可決されました。   ─────────── ─ ──────────── ─ ─────────── 297: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 次に日程第24 議員派遣の件を議題といたします。  お諮りいたします。  地方自治法第100条第13項及び会議規則第164条第1項の規定に基づき,閉会中において議員派遣を行う必要が生じた場合,その日時,場所,目的及び派遣議員等については議長に一任願いたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 298: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 御異議なしと認めます。よってさよう決しました。   ─────────── ─ ──────────── ─ ─────────── 299: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 以上で本定例会に付議されました事件は全部終了いたしました。  本日の会議を閉じます。  これにて令和4年狛江市議会第3回定例会を閉会いたします。     午後 4時17分 閉会 発言が指定されていません。 © Komae City. All Rights Reserved. ↑ 本文の先頭へ...